ソフトバンクIPOの初値予想やBBスタンスは、別のページに譲るとして、このページではどうやってソフトバンクIPOを数多く集めればよいかを検討したいと思います。
ソフトバンクIPOは過去最大級のNTTに匹敵する2兆円超規模のIPOとなります。そのため、比較的当選や配分はされやすいです。そんな中、どちらかといえばどうやって複数の公募株をかき集められるか?になりそうです。
通常のポイントとしては、他のIPOと同じく主幹事証券は幹事証券、さらにシンジケートなどで回ってくる委託幹事証券(裏幹事)から出来る限り多く申し込んで、当選確率をあげるという点で他のIPOとは同じです。しかしソフトバンクIPOは2兆超規模という数10年に1度のレベルですので、いつも以上に貪欲にいったほうが良いかも知れません。
NTT株の時は、今でもとにかく手に入れたいと奔走した個人投資家の話題が残っています(親戚総出で待ち構えている人、来るソフトバンクのために今から営業活動かけている個人投資家もいるかも知れません)。
また、承認情報や銘柄情報が出てからの口座準備ではソフトバンクIPOの申込に間に合わない可能性があります。証券会社の口座維持は基本的に無料ですので、情報が出る前から口座開設だけは準備しておくことをオススメします。
お約束の主幹事証券は絶対に!
ソフトバンクIPOの主幹事は5社指定になる模様です。
その中で、国内証券では3社(野村證券、SMBC日興証券、みずほ証券)が選定、外国向けの外資系証券では2社(ゴールドマン・サックス証券、ドイツ証券)が選定されています。
※国内主幹事は6社となりました。上記3社に加え、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券が加わっています。
その中でも、一番のメインは野村證券になりそうで、国内ではソフトバンクとみずほの繋がりが強い印象から、みずほ証券が2番手的な感覚でしょうか?とにかく主幹事選定の国内6証券は申し込み必須と言えます。
野村證券は抽選で当たりにくいという印象があるかも知れませんが、数が多いから目立つだけです。おそらく、この大型IPOでは全プレレベルで配られるのではないかと感じます。
次に幹事証券ですが、2兆円を超える規模を捌くにはやはりオールジャパン体制になると思います。日本郵政は61社で全国の主な証券会社で受け付けていましたし、珍しいところでは三菱東京UFJ銀行でもIPO受付業務をしていました(口座は三菱UFJモルガン・スタンレー証券)。→幹事団は14社で郵政時より少なめとなっています。
掲載証券会社一覧
当サイトでもネット・店頭含め大手証券から証券会社の情報を掲載していますが、知っている証券会社を片っ端から口座準備しておいたほうがよいでしょう。当方のオススメとしてはIPO申込が簡単なネット証券です。
今回は規模の大きさに反して、主幹事などが少ない印象ですので、各証券会社の配分割合次第では1枚狙いよりも複数セット配分狙いのほうが有効な可能性もあります。ただし、ネット証券では平等抽選が原則なところもありますので1倍以上の抽選になる場合はセット配分にならないので無駄な申し込みはしないように注意したいですね。
超大型IPOで人気銘柄はなるべく多くの人に配りたい意向がある
大きな上場会社としては株主数が多ければ多いほうが良いと言えます。ソフトバンクも創業者の考え的には、できるだけ多くの支援者のサポートを受けたいという考えでしょう。そういう意味で個人投資家にも十分チャンスが有るIPOだと思います。ソフトバンク(孫さん)も平成最後の国民的IPOなんて呼ばれれば嬉しいでしょう。
ただし、今回は幹事証券の数によっては証券会社に配分される割当枚数と、顧客数(口座数、申込数)のバランス的に1口座1枚ではなく複数枚で配られることも考えておきたいです。
現在は上場時の1枚あたりの単価は100株統一で、なるべく単位あたり50万以下に抑えるというものがあります。そのため、一枚あたりが値ガサにならず2兆円規模となると50万で考えても400万枚あるということになります。ソフトバンクのIPOに参加する投資人口を考えても複数配分を狙える証券会社は出てきそうです。
後はグローバル志向の強いソフトバンクですから、海外配分(グローバルオファリング)がどの程度になるかによっても取り易さの難易度が変わってきそうです。※国内8:海外1程度になる模様です。意外にも国内配分多めですね。
黒澤厳選、注目したい証券会社
出来る限り多くの証券会社を用意するとしても、やはりIPOにお勧めの証券会社から用意するのが効率的です。今回はソフトバンク株を手に入れる目線で、黒澤お勧めの証券会社を紹介します。
なお、私は25社ほどの証券会社の口座を保有していますが、今回は全国展開している証券会社で見ています。地場証券では配分数と顧客数のバランスから、ソフトバンクに限っては全国区の激戦よりも容易に取れる可能性もありますので、近場の地場証券などもチェックしてみてください。
今回は郵政IPO時の実績なども加味して紹介します。
みずほ証券・・・主幹事の中でも繋がりが強い金融グループ
みずほフィナンシャルグループはソフトバンクのメインバンクでもあり、繋がりの強さがあります。そのため、今回の主幹事の中でも割当数は多いと予測されます。一方、証券会社の口座数は野村證券のようにありませんのでかなり当選確率が高くなりそうです。郵政IPOの時も3社とも当選したのでネット抽選でも配分高そうです。
SMBC日興証券・・・大型IPOでは当選が高い
SMBC日興証券は大型IPOのネット当選確率が個人実績でも高く、ソフトバンクIPOでも期待できるでしょう。リートIPOよりは申込数で人気が出るでしょうが、リートIPO以上の当選確率が期待できると思っています。
野村證券・・・ブックランナーで配分数は最多予測
野村證券は総合証券では日本一の口座数があり、機関投資家への配分も大量にあるでしょうから、割当数はNo.1でも期待度は他の主幹事証券より少し落ちるかと思っています。郵政IPOでもゆうちょ銀行のみの当選と個人的には寂しかったです。前受金不要なので申し込みやすいのは魅力です。
マネックス証券・・・どんな銘柄であろうが平等抽選を貫く優しさ
ソフトバンクは好きで欲しいけど、株取引に関しては初心者という方におすすめなのはマネックス証券です。IPOへも積極的でしっかり配分がある中、平等抽選してくれます。ただし2枚以上申し込んで2枚当選となるのかが微妙な判断が必要になります。
東海東京証券 ・・・郵政3社のIPOでは超穴場口座を発揮
郵政3社の時は主幹事選定されたことで最強の穴場口座でした。今回は主幹事ではなくても副幹事レベルのIPOに強い証券会社です。ネット上での抽選システムも今はしっかりしていますので、当選期待は高いでしょう。
SBI証券・・・IPOに強いネット証券
IPOに強いネット証券でSBI証券を挙げないわけにはいきません。こちらは口座数も多いので申込が激戦になる分、記載する順位を下げていますが「資金勝負」「ポイント利用勝負」が使えますので、戦略的に割当を狙うことができます。また、割当枚数次第ですがポイント利用で複数セット配分の可能性もあります。
このあたりは割当数が出てくれば考察したいところです。主幹事選定で俄然狙い目になっています。
【ソフトバンクIPO】ネット証券でIPO最強のSBI証券の戦略
大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券・・・主幹事でなくても申し込み必須
どうやら総合証券5社の中で、主幹事から外れそうな大和三菱連合は個人投資家への抽選に優しさがあります。主幹事にならないことで逆に穴場かもしれません。支店口座がある人は複数配分セットも狙いたいですね。→しっかりと国内配分の主幹事に入りました。
穴場ではなく必須証券に昇格です。
立花証券・・・郵政IPOで大活躍した穴場証券
なかなか幹事証券として出てきませんが、出てくれば口座数の関係からかなりの穴場証券です。郵政IPOの時もしっかりと頂きました。注目は幹事証券になるかでしょうか?
松井証券、楽天証券・・・IPOに力を入れ始めたネット証券(後期抽選型)
上記2証券は2017年辺りからIPOへの注力が鮮明で、郵政IPOの時以上に期待できます。郵政時にも当選を頂いていますが、あの時以上に活躍する証券会社かと思います。特に楽天証券は倍率確認ができますので、そういったデータを見る意味でも申し込んでおきたいですね(2段階抽選なので申し込みミスする人も多いです)。
松井証券は幹事証券となりました!
【ソフトバンクIPO】2017年以降急速にIPOに注力している松井証券に注目
松井証券はIPOでまだ強いイメージがないかも知れませんので、今回一番の穴場証券という気がしています。
カブドットコム証券・・・大型IPOの救世主(メルカリ、日本郵政をゲット)
カブドットコム証券への割当は三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの配分になります。そのため、三菱UFJモルガン・スタンレー証券への割当枚数が重要になりますが、当たらないと思われていますが当たります。実際に私は日本郵政にメルカリも手に入れています。委託幹事じゃ当たらないでしょ?と思われているうちが穴場ですね。
あまりたくさんの証券会社を持つのは面倒くさいという人もいるかも知れません。しかしこういった面倒くさいことを出来る人が勝ち組になると思います。
証券口座は複数持っているとそれぞれのメリットを活かして今後も取引できますので、ソフトバンクのIPOをきっかけにして口座開設してみるのもいいと思います。
私は今回挙げた証券会社以外からも出来る限り申し込んでたくさん枚数を集める予定です。
上記ページでは証券会社を一覧表示しています。各証券会社のIPO抽選ルールの特徴なども詳細ページにて記載していますので、参考にしてください。
【ソフトバンクIPO】ネット抽選で公募当選が狙えそうな黒澤目線、証券会社ランキング!
↑新規承認後の幹事証券状況を見て、ネット抽選の当たり易さを順位づけてみました。こちらも参考ください。