平成最後の注目IPOであるソフトバンクIPOですが、どうしても欲しいという人も多いでしょう。この機会に穴場になりそうな証券会社を紹介したいと思います。

ソフトバンクIPOで穴場になるであろう証券会社の一つが松井証券です。

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郵政3社のIPOの時には松井証券からゆうちょ銀行をいただきました。松井証券は幹事証券になりましたが、注目は抽選配分の高さです。松井証券のIPO抽選は取扱枚数の70%以上を抽選に配分と非常に高いものになっています。

そしてネット証券の中ではIPOには、それほど強くないのではという印象があるので、申し込みする人が少なく結果的に当たりやすい穴場口座になっています。

さらに2015年の郵政IPOをきっかけにIPOへの注力が鮮明です。しばらくは委託幹事が多かったのですが最近は幹事証券に名を連ねる回数が増えてきています。このソフトバンクIPOでは当選をゲットできる有力証券会社でしょう。

 

最近、松井証券がIPOに注力している証明

当方は2001年から各証券会社の幹事引受回数の実績を調べています。それが、下記ページに書いてあります。

証券会社別のIPO割当、幹事実績年別グラフ

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実は松井証券はIPOバブルに沸いた2004年頃は、IPO取扱でかなりの実績を誇っていました。しかし急速にIPO市場が冷え込んだ2008年以降、2013年あたりにようやくIPO市場の改善の兆しが見えても取扱は少ないままでした。

というのもIPOを取り扱うならば、証券会社内にIPOの部隊を用意しないといけませんので、証券会社としてIPOに注力するかは、その結果が出るのか?が重要になります。松井証券は2008年にIPOが落ち込んだ時に、一時撤退気味に動いたのではないかと思います。

【IPO・一般信用・一日信用】松井証券さんにいろいろと聞いてみました!

しかしながら、2017年以降IPOに再び注力しているという情報を裏を取りました。実際に2015年のリリースではオプト系のベンチャーキャピタルに出資しているなど、今後のIPOで幹事証券になる準備を着実に実行しています。

幹事証券の推移ですが、分かりやすく増加しています。

2015年・・・郵政3社、ベルシステム24HD、パートナーエージェント、マーケットエンタープライズの4社

2016年・・・JR九州

2017年・・・みらいワークス、テンポイノベーション、ロードスターキャピタル、ソウルドアウト、エコモット、スシロー、オロ、ピーバンドットコムの8社

どうでしょうか?2017年に明らかに幹事証券が増えています。昨今、抽選でのIPO当選が難しくなっていますが、当方はこの状況をしっかり意識していて、マザーズ中型案件のロードスターキャピタルをゲットしています。

今回ソフトバンクIPOの大型案件では、枚数がかなりある中、松井証券でのIPO取扱が実は結構狙いやすいと知っている人は少ないため、狙い目証券になるでしょう。ここで上手に当選をゲットしたいです。

あまりIPOに関して訴求していないことからも狙い目と感じる証券会社です。

IPOの申し込み手続きが2018年9月に改善(2段階申込の手続き忘れ解消)

松井証券のIPOでミスしやすいのが、他の証券会社の抽選申し込みと少し違う部分でした。キーワードは「後期抽選」「2段階申込」ですね。

ネットでのIPO申込でよくある手順が、

ブックビル期間中の申込→抽選→当選なら購入申込み

となります。しかしながら松井証券は少し変わっていて、

ブックビル期間中の申込→優先申込に該当→購入期間中に再度購入申込→抽選→当選なら約定

と申込が2回必要でした。そのため多かったのが、購入期間中の申込忘れです。購入期間が短いという点と、当選の結果が出ていない状態なので、ついつい他の証券会社の抽選結果が気になって忘れるという人が多いようです。

ただ、この2段階申込は2018年9月に改善されています。

公式ページによると需要申告(ブックビル時)に抽選結果が分かるようになりました(一般的な申込と同じ)。

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なお、購入代金は抽選後に用意でいいということで資金繰りの改善もされています。

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配分方法に面白い内容が載っています。配分は「当選の購入申込み数量」「補欠の購入申込み上限数量」「それ以外の購入申込み上限数量」とのことです。IPOに関するルールを見てみましたが、過度な配分の偏りはしないようにするとありますが抽選によらない配分で10倍上限となっているので、複数枚数配分は十分にありえると考えます。ただ、1000株以上の配分はなさそうですね。

作戦としてはブックビルの申込で1000株や上限まで申し込んでみてもいいかも知れません。もちろん、それだけの資金は必ず手元に用意する必要はあります。

なお、抽選への配分は70%とかなり高いものになっていますので、ネット申し込みに優しいと言えます。

松井証券の使い勝手、ネット証券でも新サービス提供が早い先駆者

松井証券はその社名や歴史から、古臭いサービス提供ではないかと勘違いしている人も多そうですが、ネット証券では日本初となるサービスを次々に提供しているイノベーション力の高い証券会社です。

業界初といえるサービスを挙げてみると

  • 本格的ネット取引開始(1998年)
  • 手数料体系にボックストレード導入(1999年)
  • 無期限信用取引開始(2003年)
  • 即時決済取引、夜間先物取引開始(2008年)
  • 一日信用取引開始(2013年)
  • プレミアム空売りサービス開始(2014年)

どうでしょうか?無期限信用取引やプレミアム空売りなどは知っていれば、いろいろな作戦が使えるサービスで他社も追随していますが、松井証券が初めて提供しているということになります。

松井証券から出てくるサービスは、他社にない魅力があるものの可能性が高く、常に新サービスには目を見張って使い方を考慮するのが、他者を出し抜く使い方だと思います。

IPOに関しても、あまり宣伝をしてないけどかなり活躍しますので、ソフトバンクIPOでもしっかり松井証券から申し込みたいですね。

私も松井証券からの当選狙っています。しかも複数当選がないか?と注目しています。