2015年の法改正以降、ようやくサービスの充実や盛り上がりを見せてきた株式投資型クラウドファンディングですが、法改正当初から業界をリードして頑張ってきたFUNDINNO(ファンディーノ)さんが最大手になります。
2020年11月の時点で累計の成約額が40億近くまで成立しており、成約件数も120件超え、投資家登録数は5万人に迫ろうとしております。
【株式投資型クラウドファンディングサマリー】年別、業者別の実績まとめ表示
当方も過去に遡って各株式投資型クラウドファンディング業者の分析をはじめましたが、まとめてみても圧倒的実績です。この株式投資型クラウドファンディングが法改正等で日本にも浸透しそうと早くから取り組んできた成果が出たと言ってもいいでしょう。
最初は業界の認知度も低いですし、いくら面白い投資方法だといっても信用されないことも多かったでしょうし、資金を募集したい企業側からも、「本当に個人投資家からクラウドファンディングでお金が集まるのか?」なんて思われていたかもしれません。
まだまだ株式投資型クラウドファンディングはこれから(イグジット案件が複数出てくるのも含めて)だと思いますが、現時点で業界をリードしているFUNDINNO(ファンディーノ)さんの特徴を徹底分析してみたいと思います。
株式投資型クラウドファンディングを始めるならまずは業界最大手のFUNDINNO(ファンディーノ)に投資家登録してみるのはおすすめです。
特徴1.業界最大手を活かして出てくる案件数は圧倒的に多い
FUNDINNO(ファンディーノ)さんの特徴の一つはとにかく案件数が多くスピード感があることでしょう。
2017年に1号案件を発表して、初年度こそ17年でしたが年々取り扱う案件数が増えています。
- 2017年(17件)→2018年(39件)→2019年(52件)
もちろん案件成立数(成立額)も順調に伸ばしており、早くからこの業界で取り組んできたことが実っていると言えるでしょう。株式投資型クラウドファンディングで募集をしたい業者さんも、業界最大手のFUNDINNO(ファンディーノ)さんに目がまず向くことは間違いなく、今後も多くの案件の取り扱いが期待できます。
取扱数が多いということは、私達クラウドファンディングに申し込む個人投資家目線からはしっかりと銘柄選別をする必要が生まれてきますが、案件数が多ければ多いほど投資機会が増えますので、やはり業者として最初に投資家登録しておきたいのはFUNDINNO(ファンディーノ)さんになりますね。
すでに実績を積んでいることで過去に人気だった案件も2回目、3回目の募集をFUNDINNO(ファンディーノ)さんで行うことが増えてきました。
株式投資型クラウドファンディングは法律の縛りで1年間に1億円を上限とした募集しか出来ません。そのため、いくら投資したい人気案件でも1億の上限が来れば、1年間空けてから出ないと再募集が出来ないことになっています。
特徴2.エンジェル税制対応など、制度への対応が非常に早い
株式投資型クラウドファンディングの制度上でのメリットの一つが「エンジェル税制」です。
エンジェル税制はざっくりと紹介すると、「ベンチャー企業への投資促進のために、ベンチャー企業への投資を行った場合に税制上の優遇措置制度」です。株式投資型クラウドファンディングも多くがベンチャー企業への投資になりますので、エンジェル税制適用になる場合があります。
FUNDINNO(ファンディーノ)ではいち早くこういった税制優遇対応も行っています。
(中小企業庁のホームページから抜粋)一番早く認定少額電子募集取扱業者として登録されたのが、FUNDINNO(ファンディーノ)を運営している「株式会社日本クラウドキャピタル」です。
業界をリードする株式投資型クラウドファンディング取扱業者として、こういった新しい制度に対する対応能力も速く感じます。今では圧倒的一番の実績を残していますが、それは本来なら他社さんにも可能性があったはずです。ここまでシェアNo.1実績になったのは対応の速さ、業界に対する流行らそうという熱意があるからでしょう。
普通株だけでなく「新株予約権方式」に対応してサービスを拡充させたのもFUNDINNO(ファンディーノ)です。新株予約権方式はメリットもデメリットもありますが、対応サービスを増やすことによって紹介する案件数を増やすことが出来たのも間違いないでしょう。
各案件にはしっかりと「エンジェル税制対応」や「普通株か新株予約権か」の情報などがまとまっています。案件紹介ページを充実して今のフォーマットを築いたのもFUNDINNO(ファンディーノ)だと思います。実績が業界No.1だけではなく、幅広いサービス対応スピードもNo.1と言っていいでしょう。
多くの案件と共に、サービス対応がバラエティ豊かで実績からしっかり充実しているのも魅力です。
特徴3.株式投資型クラウドファンディング業界全体を盛り上げようとスタート当初から頑張っているチーム構成の良さ
私が考えるFUNDINNO(ファンディーノ)さんの魅力の一つが「エンジェル投資の民主化」をキーワードに、スタート当初から広く広めようと頑張ってきたことです。スタート当初は認知度の低さから広めることには苦心したと思います。それでも何度もセミナーであったり、エンジェル投資家を含めたミートアップなど業界の認知度アップにも貢献していると思います。
FUNDINNO(ファンディーノ)を知るセミナーに参加してきました
過去の参加記事になりますが「私もエンジェル投資を知る、株式投資型クラウドファンディングとは何なのか?」といったことを理解するイベントに参加したことがあります。関心が高い参加者が多く、非常に熱い会場となった記憶がありますが、株式投資型クラウドファンディングに参加しようとしている投資家の目というのは結構厳しいものがあります。
少額投資とは言え、1案件最小で10万程度から投資となりますので、リスクが大きい覚悟はあるものの個人投資家も真剣そのものです。そういった方たちに対して丁寧に熱意を持って説明しているCOOの態度に共感した覚えがあります。
また後日COOの大浦学様とは個人的に対面させていただいたぐらい行動力のある方で熱意も感じました。この熱意というのもFUNDINNO(ファンディーノ)の魅力の一つだと思っています。
FUNDINNO(ファンディーノ)を運営している株式会社日本クラウドキャピタルを調べてみると分かりますが、CEOの柴原 祐喜さん、COOの大浦 学は非常に若い二人です。しかも金融機関あがりとかではなく、若干畑違い?とも言えるところからこの事業を志して起こしています。これが非常に良い効果になっているのではないかと私は見ています。
若さゆえのスピード感、また金融あがりでないことから変なブレーキがかからない積極的な行動が取れます。変な過去の風習に疑問を持って新しいサービスを推進するには、このような若い起業家の熱意が重要でしょう。しかも若い人が代表となりサポートメンバーとして業界をよく知る人達が周りを固めているという構成も良いかもしれません。
株式投資型クラウドファンディングはIPOやバイアウト(M&A)などになった時に大きなリターンが期待され、その部分が強調されることが多いですが、もちろん大きなリターン期待の裏には大きなリスクがあるハイリスク・ハイリターンの商品です。ハイリスク・ハイリターンでしかも新しい金融商品となると、スタートラインでは信用できないのは当たり前で、少々荒削りであっても前にどんどん進んでいく力が業界発展の鍵かもしれません。
荒削りでも進んでいけるチーム構成が、「若い起業家と周りを固める熟練したメンバー」のFUNDINNO(ファンディーノ)の体制なのかもしれません。
もう既に業界No.1の座は圧倒的なものになっていますが、創業者の熱意はこんなところで留まっていないはずです。まだまだ進化することがたくさんありそうな株式投資型クラウドファンディング業界ですが、スタートしてまだ拡大途中の今のうちに参加しておくのが、私達、個人投資家としても先行者利益を得られる可能性が高いと思っています。