2020年7月1日からマイナポイント事業の紐付けするキャッシュレス決済サービス選択期間になりました。政府がキャッシュレス決済とマイナンバーカード推進として行う事業で、2020年9月から2021年3月末までの約7ヶ月間のチャージや買物を対象に上限5,000円分を付与するというものです。
1人あたり5,000円分で一回限りですが、登録と決済方法を選択して使うだけなのでとりあえずは参加しておきたいところです。
政策として2万円分のチャージなり買物なりで5,000円相当のポイントが貰えるのですが、肝となっているのが選択できる対象決済サービスを一つ選択するというところです。
各決済事業者は、決済サービスとして紐付けしてほしいことから、独自のさらなる還元策というものを早速出してきています。さらに決済サービスの使い勝手も考慮しないと、いくらポイントは貰っても使い勝手が悪い(欲しくて買える物が少ない)と額面価値分を見いだせないかも知れません。
このページでは代表的な選択できるサービス一覧と、それぞれの発表している独自還元策をまとめておきたいと思います。なお、2020年7月1日時点での対象サービスや導入予定のサービスはマイナポイント事業のホームページに載っています。
申込は7月からですが支払いフェーズは9月からです。ですので8月末までに対象決済サービスを決める予定で、それまでは各社が充実したサービスを出してくるか?確認しても良さそうです。当ページでも最新情報を随時更新しようと思っています。
ただし予算は4000万人分ということで予約人数が上限に達すれば申請を打ち切るとのことです。政府がすることですので、予算がなくなれば本当に打ち切られると思いますので、あまり猶予を考えていても駄目かも知れません。
このページがマイナポイント事業で選択する決済サービスの助けになればと思います。
マイナポイント事業の対象となるキャッシュレス決済サービス
マイナポイント事業の対象となるキャッシュレス決済サービスで代表的なものやおすすめのものをまずは抜き出してみます。
電子マネータイプでは
- SUICAやICOCAなどの鉄道系電子マネー
- イオン系で使えるWAON
- セブン系で使えるNANACO
- 楽天Edy
上記4タイプあたりが多くの店舗で浸透している感じですね。後はお近くのスーパーなどで使う予定があって店頭などで大々的な還元策がここで載せる以上のものを感じたらそちらを選択が良さそうです。
プリペイドカードタイプでもOKなんですね。
こちらは利用する場所をやや選ぶ印象です。全国的・一般的とは感じないので抜き出すものはないでしょうか?
QRコードタイプは消費税増税時の還元や、ライバル同士の過剰な還元策の歴史があるので期待できます。
- Paypay
- d払い
- メルペイ
などなど、各サービスの独自の還元策はチェックしたいですね。
クレジットカードタイプやデビットカードです。
クレジットカードは既に持っているものに紐付けるだけですので、余計なことをしたくない人におすすめですね。特に楽天カードやイオンカードあたりは持っている人も多いでしょう。
ただ、わざわざこれに乗じて推進しようという雰囲気は感じないので独自の還元策は少ないのでは無いかと見ています。
マイナポイント事業に対する独自の還元サービスと還元ポイント内容の使い勝手
対象サービスを選ぶときのポイントとしては「還元されるポイントの使い勝手」と「還元されるポイントの最大還元率」でしょう。政府からの還元率は2万円で5,000円なのでベースは還元率25%(上限)です。それに対してさらなる還元があるのか?またその還元されるポイントがちゃんと使い勝手が良いか?チェックしてみましょう。
最大還元率の条件で考えるとクレジットカード系は余裕なのか?独自還元策があまり見られません。
取り上げるのは全国的に範囲が広く有名そうな決済サービスとしているので、個々人に身近でさらによい還元策がある場合もあります。その場合はそちらを選んだほうが良いでしょう。
イマイチと思う部分は青文字、良いと思う部分は赤字にしています。決済サービスの前に本命・対抗・単穴印を打っております。上記に載ってない部分としては「携帯業者や銀行業者は店舗で登録手伝いサービス」というのがあるため、操作に慣れていない人が無料で任せることができます。使い勝手の評価は独自によるものですので、人によっては傾向が異なります。
※7月3日にメルペイが還元策追加。+1000ポイントと抽選までつけて還元量では一番レベルに!
※追記)7月17日でドコモが上乗せ策発表。最大2500円分の独自還元策で追加12.5%が確定可能還元トップに!
※追記)8月19日に楽天系が独自上乗せ策発表!Payは利用で、Edyは抽選系となっている。
選択事業者本命として考えるのは「WAON」でしょうか?抽選などではなく追加還元率が10%(2000円)と最大です。また特典決起がチャージですので9月以降の時期に20000円のチャージを行えば27000WAON使えることになりますので、実際の利用はぼちぼちイオンモールなどでの決済に使えます。WAONで支払える店舗も幅広いので消化もしやすいと思います。
対抗馬は「ゆうちょPay」としました。マイナポイント事業に対する独自還元は1500円相当です。新規登録なら追加で500ポイント貰えるので最大2,000ポイントになります。ゆうちょPayはあまり広まっている印象がないので、新規の人が多く、これを機に2,000ポイント得できるかも知れません。ただ、ゆうちょPayが今後広まるのかは疑問ですね。QR決済なんでもOKのお店では使えると思います。
単穴としては「Paypay」です。もしかしたら100万円相当貰えるので夢を求める人は良いかも知れません。QRコード決済で一番広がっていますので利用シーンも多いので、政府の25%還元利用にも困らない印象です。ただ、PayPayにする人も多そうなので、結局4等の500円相当にも引っかからない場合もありますね。確実に2,000円を取るか抽選で500~100万を取るか?はスタイルによります。
他の決済業者の独自還元策は上記3つに上げたものより還元率に劣ったり、抽選でも魅力に欠けるので、身近に利用している決済方法があって、そのまま使いたいなら選択でいいと思いますが、そうでないなら上記3つあたりが今のところおすすめです。恐らく独自還元策で最大は結局10%レベルでないかと感じますね。
7月になって他のキャンペーンより良くしようと追加したのが「メルペイ」です。
独自還元策としては最高レベルの10%をチャージや利用で還元できます。さらに抽選で総額1億円が当たるキャンペーンにも参加できます。抽選まで加えたことで還元可能性としては一番大きいものとなりました。使い勝手の面でやや劣るところもありますので、人によるかと思いますがメルカリを利用している人なら「メルペイ」もマイナポイント事業に指定は考慮出来ると言えそうです。
ドコモのdポイント(d払い)も7月17日になって追加施策を発表しています。最大独自追加還元率12.5%を実現。ただ期間用途限定ポイントと言う部分は引っかかる内容ですね。d払いを普段使っている人にとっては問題なさそうですが・・・。
d払い選択時に500P→1500Pに変更、さらに2万円分チャージ(9月以降)で1000円分進呈となり合計2,500円相当となる。注意点は貰えるdポイントは全て(期間・用途限定)。
キャンペーンが複数追加となり、それぞれの期間が別れていますので注意事項やキャンペーン期間に注意しましょう。