モンスターラボホールディングス(5255)のIPO新規上場情報

グローバルにDX化で活躍している模様。
ポジショニングが大手、共創型、グローバルと明確。

売上の伸びは好調で、今後も成長力がありそうなところ赤字脱却から大化けの可能性あり。

一方、筆頭株主VC含めベンチャーキャピタルからの出資が大量。さらにストックオプションも乱発で360万株と大量。行使価格は公開価格よりも高いことから価格的には安心感がある。

ロックアップ解除の1.5倍が目途になりやすいか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

3月28日に上場で3社同時上場。
大手企業・グローバル向けのDXコンサルを手掛ける。ポジショニングが明確。

社名からすると注目度を集めやすいタイプで、
上場ラッシュ・同時上場の中ではやや前向きに検討できそうな注目度。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2023年12月度、連結予想EPSは26.69。
想定価格620円から計算される予想PERは約23.23倍。

急成長で赤字から脱却、売上の伸びを加味すると今後さらに伸びそうな中、
比較的抑えられた公開価格に見える。似たようなIPOでは割安感あり。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約29.9億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事は大和証券。

売出株式比率57.1%と売出株が多い。オファリング・レシオは低めの標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資が多く、ロックアップも1.5倍で解除。
1.5倍以上からはかなり警戒感が増すことになりそう。

さらにストック・オプションも大量。記載が追いつかないぐらいの大量回数発行。
こちらは行使価格876円が並んでおり、公開価格の安値感にも繋がりそうも売り圧にも繋がる。

需給面は良くはないものの、基本は公開価格の1.5倍まではなんとかなりそうな雰囲気。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

DXコンサル系は人気が落ちてきている印象も、ここは大手・グローバルといったポジショニングが明確。
そこにきて業績も急成長していることから期待度は高そう。

オファリング・レシオが低く公開価格の1.5倍を超えると大量の売り圧力が見えている。
さすがに株価に関しては1.5倍が精一杯と言えそう。

長期的には大量売り圧の呪縛も超える買い需要が発生するか？
またその需要レベルになる株価割安を感じるような業績が決算で発表されるかが焦点になりそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値に関しては1.5倍価格まで期待がピッタリのB評価として良さそう。
その程度の人気度や注目度はありそうで、また買い易さがあることから十分な買い需要を見込む。

その先はなんとも言えないところで、決算次第という長期戦になりそう。

少なくともストック・オプションの行使価格よりも安い公開価格なら参加姿勢で問題ない。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です