ライトワークス(4267)のIPO新規上場情報

主幹事エイチ・エス証券。人気のクラウド管理システムで人材開発プラットフォーム系。オンライン英会話スクールサービスなどがある。

マザーズ・小型で成長力ある。ただ価格設定は織り込み済みでIPOの弱さが響いて初値そこそこの可能性あり。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

エイチ・エス証券主幹事のマザーズ案件。上場日は単独上場。
業績の伸びているクラウド管理系でそこそこ注目ありそう。

ホームページの導入企業をみるとそうそうたるメンバーだが、
企業向け英会話スクール、教育管理で頑張っている？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年1月度、連結予想EPSは46.97円。
想定価格2,100円から計算される予想PERは約44.71倍。

業績堅調も成長を見込まれたやや高めの想定価格。
この手のIPOで配当予想があるのは珍しいか？株主還元姿勢は見られる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.72億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はエイチ・エス証券。

公募売出はちょうど半々。オファリングレシオは低めの標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
ストック・オプションの未行使残もなし。

ロックアップの掛かり方や、売出姿勢をみても上場して株の価値を高めていこうという姿勢は感じられる。

上場時の需給も軽量感で好感が持てるが、上場後も株主を大切に扱いそうなイメージあり。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

人財管理プラットフォームは、企業の導入システムとして近年人気の一つ。
もともと持っていたオンライン英会話サービスなどを繋げるなど教育関係が得意。導入企業も大手が多い。

個人的に古くから知っている企業なだけに、上場レベルのプラットフォーム業に成長したのが驚き。
早くも配当予定や、ストック・オプションがないなど、上場後の株主にも優しそうなイメージあり。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

やや見込まれた想定価格という部分ぐらいがデメリットで好感が持てるIPOの一つ。
VCの出資なし。ストック・オプションもないので、上場後に株券を持つ価値が高く感じられる（配当ありなども含め）。

マイナー主幹事のIPOは初値そこそこから、どこかで一気に跳ねることも多いため、
このIPOも中長期的にどんな動きをするか注目したい。初値に関しては地合いもあってかプラス発進であればというところ。

ホームページを見ると分かるがトヨタ自動車が2020年に導入しているのは大きい。
超大手の優良企業が人財管理育成で利用しているのなら、他の大手も導入しようと引き合いは増えそう。
ストーリーを見てもベンダー10社程度から最終的に選ばれており、ライトワークスのプラットフォームの価値は折り紙付きか？

業種的に見ても大手採用で一気に、業績飛躍の可能性は含んでいると感じる。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です