ソフトバンクのIPOはかなりの人気で、多くの方が公募株をたくさん手に入れようとしていると思われます。
ソフトバンクは超大型IPOなので公募株取得の難易度は比較的容易ですが、多くの方の焦点は何枚獲得できるかでしょう。そのため、たくさんの方が大量に手に入れようと、それなりの厳しい戦いになるかも知れません。
今回はそんな中、ネット抽選に焦点を当てて主幹事証券会社や幹事証券指定のほか、口座数、IPO抽選ルール、さらには過去の大型IPOでのネット申し込みでの公募株の当選しやすさの感触から、ソフトバンクIPOで狙い目となる証券会社をランキング形式で紹介したいと思います。
なお、今回は当方保有の主に全国区でネットから申し込めるような証券会社内でのランキングです。
参考情報)ソフトバンクと郵政IPOの主要証券会社の割当枚数の比較
左がソフトバンクで、右が日本郵政です。ソフトバンクは幹事団が少ないことから割当上位の証券会社に日本郵政時と比べて、5~10倍など多くの割当があります。単純にそれだけ公募株を手に入れる確率は上がっていると考えられます。また取りやすさの参考に郵政時と比較してどの程度差があるか見ておくと良いかも知れません。
ソフトバンクIPOを手に入れるために狙っていきたい証券会社ランキング
1.みずほ証券
1位は今回はみずほ証券が一番当たりやすいのではないかと考えています。ソフトバンクと繋がりの強いみずほフィナンシャルグループで、割当数は相当来るでしょう。主幹事証券というのがそれを証明しています。
また、店舗を持つ証券会社としてはネット抽選にもそれなりに数が回ってきますし、口座保有数の数を考えると当選確率はかなり高いと思います。郵政IPOの他、大型IPOではかなりの当選が確認されています。
2.SMBC日興証券
1位はみずほ証券に譲りますが、ほぼ大型IPOではネット抽選で全プレ予測もできるSMBC日興証券が2位です。当方は大型IPOとリートIPOであればかなりの確率で当選を頂いています。今回、主幹事になりそうなのはかなり影響が大きいですね。リートよりも申込数は大きくなると思いますが、それでもそれ以上の配分数で補えると思います。
3.大和証券
大和証券は個人のネット抽選の当選確率は他の店頭系証券会社に比べて、今は明らかに強い印象です。その強みは今回も出てくると思いますので、主幹事の中で順位を上げています。
普段は主幹事取扱が少なく、主に大型IPOに強い三菱UFJモルガン・スタンレー証券は3番手にしました。というのもネット抽選から申し込む人の人数的に総合証券では穴場となっています。そのため、郵政IPOでもネットでも複数配分が可能なレベルでした。今回も状況によってはネットで複数セット配分ありえます。
5.松井証券
次に思い切って幹事証券の松井証券を上げてみました。今回ネット証券ではしっかりと幹事証券入りを果たしています。まだ、IPOに強いイメージが浸透していませんので非常に穴場な証券会社になると思っています。状況によっては単位株は全プレで、その後どこまで取れるかになるかも知れません。
【ソフトバンクIPO】2017年以降急速にIPOに注力している松井証券に注目
申込数が悩みどころになりそうです。
6.野村證券
恐らく一番割当枚数が多くなるであろう野村證券ですが、大口投資家や機関投資家に対してかなりの量を割り当てると予想しています。それでも今回は個人でもかなりの確率で当選するのではないかと思っています。
なお、ダイレクト口座の抽選は200株セット単位となっています。それだけ1人あたりに回せるという意思表示とも取れますので、これは参考になるのではないでしょうか?
7.SBI証券
SBI証券は主幹事入りを果たしましたね。郵政IPOの時は主幹事になっていなかったので、かなり激怒の模様でしたが、今回は過去の繋がりも考慮してでしょうか?主幹事入りです。非常に攻め方に迷う人もいるかも知れません。
【ソフトバンクIPO】ネット証券でIPO最強のSBI証券の戦略
ポイントや投資額は他の証券会社との各自の状況を考えて投入といったところでしょうか?
8.マネックス証券
郵政IPOもかんぽ生命保険を除けば、かなりの当選確率でした。今回はその時とは違って1銘柄で吸収金額が多く枚数が3倍以上増えています。ということは計算上は全員プレゼントからの2枚目抽選もあるかもしれませんね。
9.東海東京証券
9番目に書かせていただきましたが、ネットからの申込数を考えれば5位以内に入ってもおかしくない証券会社です。ただ、まだまだ当たり易さが分からないのでこの位置としました。なお、私は郵政IPOで3銘柄とも当選しており個人的注目度は高いです。
IPOの取扱には強い岩井コスモ証券ですが、普段は抽選に関してはやや当たりにくい印象です。ただ、今回はかなり桁の違うIPOですので、今まで当たったことがない人も当選の2文字を確認できるのではないかと思っています。
11.カブドットコム証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事に選定ということで、当たる確率は格段に高くなっていると思います。私も大型IPOの時はお世話になっており、今回ももちろん期待できるでしょう。
12.岡三オンライン証券
岡三証券が主幹事ということで注目です。郵政IPOの時は残念ながらまだ岡三証券との連携がそこまでなかったのですが今回は違います。ようやく岡三グループの力を発揮してここからも貰えるのではないかと私はドキドキしています。
この12個の証券会社を全て申し込んだとして、その中でいくつ当選が出てくるのかも気になりますね。
ランキングに入れなかった証券会社でも委託幹事として取り扱う可能性はあります。その場合は、隠れた穴場証券になりますのでチェックしておきましょう。
新規承認発表後、幹事団の顔ぶれを見てからランキング形式で掲載していますが、郵政IPOの時と違うのは
郵政IPOは3社合計1.5超規模で61社の幹事団でした。
ソフトバンクIPOは1つで2.6超規模(約1.7倍)、そして幹事団は14社(約4.4分の1)です。
何が言いたいかと言うと単純に1.7×4.4=7.48の7.48倍ぐらい当たり易さが上がっている可能性があります。
郵政IPOでも全員プレゼントレベルの当選があったことを考えると、複数セット配分が狙えるのが当たり前という状況になりそうというのが普通に考えられるでしょう。7.48倍という数字を見ても500株ぐらいネット抽選で当選するところがあってもおかしくありません。
計算上はそれぐらいの手に入れやすさの感覚はあるということをまとめとして紹介しておきたいと思います。