様々なサービスで貰えるポイントでもともと多くの提携先を持っていたのが「Tポイント」でした。投資の分野ではSBIグループとの繋がりが強いので、Tポイントを使って投資できるのはSBI証券SBIネオモバイル証券になります。

SBIの戦略が少しやらしいのはSBIネオモバイル証券の口座数を増やそうとして、「株式」がポイントで買えるのはSBIネオモバイル証券だけにしているところですね。利用者の利便性を少し犠牲にしているところがありますが、Tポイントがたくさん貯まる環境にある方にとっては、この2つの証券会社をうまく使ってポイント投資したいです。

sbineomobailetpoint

「Tポイント」を使って株が買えるのはSBIネオモバイル証券です。端株を手数料を安く購入できるので、投資初心者にはピッタリのスペックの証券会社になっています。そこにポイント投資も出来るだけあって投資初心者に人気が出ています。

SBIネオモバイル証券 口座開設

特徴的なのが手数料体系で月額制になっています。Tポイントのバックがあるので端株を買う程度なら、ある意味手数料はほぼ無料で株を継続して売買できるのが特徴です。

sbitpoint

「Tポイント」を使って「投資信託」を買うならSBI証券です。本来であればSBI証券で株も買えるようにしたら良いのにと思いますが、ここはSBIグループの戦略ですね。ポイント投資は初心者で小口投資が多いと見て別スペックの手数料体系の証券会社を用意したイメージです。

SBI証券はネット証券で口座数No.1の証券会社ですので取り扱っている商品群が凄いです。もちろん投資信託の取扱数もバッチリですので、投資したい商品がないということはなさそうです。

それぞれの証券会社の特徴と合わせて「Tポイント投資」の戦略を考えてみたいと思います。

Tポイント投資で買える投資商品

SBIネオモバイル証券SBI証券でTポイントを使って買えるものをまとめておきます。

  SBI証券 SBIネオモバイル証券
対象商品(銘柄) SBI証券取り扱いの投資信託(2020年4月時点で2500本以上!) SBIネオモバイル証券取り扱いの国内上場株式(単元株・単元未満株(S株))
ポイント利用単位 1ポイント以上、1ポイント単位(利用可能上限なし) 1ポイント以上、1ポイント単位(利用可能上限なし)

 

SBIネオモバイル証券とTポイントを使った株式投資

Tポイント投資を考える上では株が買えるSBIネオモバイル証券の方が、SBI証券より活用したい証券会社となっています。その理由として「端株が買える」「手数料月額制」という2つの特徴が挙げられます。

SBIネオモバイル証券 口座開設

まずSBIネオモバイル証券の手数料体系に注目すると、特徴的な月額手数料体系です。

sbineomoba_fee

ここで注目したいのが、最低サービス利用料220円(約定代金0~50万円)の部分です。Tポイントを含めた端株の投資をするなら多くの銘柄が数百円~数千円の購入可能です。

そしてSBIネオモバイル証券では毎月サービスを利用していると「期間固定Tポイント200P」が貰えます。このポイントは再びSBIネオモバイル証券での株式購入などに使えますので、約定代金を50万までに抑えれば、実質月額20円の手数料で株式の売買が可能です。

sbineomoba_feeimage

端株なんて安くて面白くないという人もいるかも知れませんが、投資初心者には少ない金額でたくさんの銘柄が買えることでメリットがありますし、下記の記事に紹介しているように端株を活用した作戦もあります。

端株(単元未満株)で賢く株式投資。端株の有効利用について

個人的にはSBIネオモバイル証券を端株活用口座として利用するのがおすすめです。というのもスマホ向けの投資環境がメインですので、投資情報ツールや取引ツールとしては少し弱いところがあります。そういう意味では買う銘柄は他のところで調べて、SBIネオモバイル証券は端株購入の取引のみに使うのがサービスを一番活用している事になりそうです。

そこにさらに「Tポイント」を補充できれば、ポイント投資でも活用できる証券会社になります。

SBIネオモバイル証券 口座開設

SBIネオモバイル証券は端株購入とTポイント投資を活用したい。なお、月額手数料体系ですが利用停止手続きをすればその時の手数料は掛かりませんので、安心してください。使わない期間が長くなりそうなら利用休止手続きを忘れないようにしたいですね。利用停止はクリックひとつで可能です。

SBI証券とTポイントを使った投資信託投資

個人的にはTポイントでポイント投資ならSBI証券よりSBIネオモバイル証券と思っています。でもSBI証券で投資信託が買えるのも、ここでしかない特徴ですし後述しますが「期間固定Tポイント」の問題もあり、SBI証券でTポイントが貰えるサービスも多いので、SBI証券でポイントを無駄にせず投資信託に充当して欲しいですね。

sbixtpoint

SBI証券でのTポイント利用は、それをメインと言うよりか他の取引がメインで期間固定Tポイントなどが貯まった時に、ちゃんとポイントを消費できる機会としてみたいです。

幸いTポイントの利用は1ポイントから利用可能で「一部利用する」といった使い方もできるため、幅広い投資信託を取り扱っているSBI証券なら消化はしやすいと思います。

証券会社の取引手数料無料化の波もあり、SBI証券で取り扱っている投資信託は取引手数料はすべて無料になりました。こういったこともありポイント投資するなら抵抗なく選びやすいと思います。なお、SBI証券で取り扱っている投資信託の殆どが最低100円分から買付が可能ですので、気軽に購入が可能です。

Tポイントでとりあえず投資信託を買付して、売却すれば現金で戻ってきますので「有効期限切れ」になるぐらいなら間違いなく投信買付に利用したいところです。有効期限切れなら価値は0、投信買付すれば評価損は出たとしても価値はありますし、評価益が出れば「Tポイント>現金」といったポイント投資の真髄にもなります。

SBI証券の口座を持っているとTポイントが貯まりやすいサービス(マイレージサービスなど)も多くあります。期間固定Tポイントで有効期限が近いものもあるので、活用方法としてはこまめに変動の低い投資信託などを購入してTポイントを無駄にしないことでしょうか?

楽天証券で楽天カードのクレジット決済で投資信託の積立可能に!もちろんポイントが貯まる!

それでも投資商品を買うのが怖い、何がリスクが低いのかわからないという方は上記記事で日本債券連動のインデックスファンドという選択肢を紹介しています。非常に値動きリスクが低い商品ですので、とにかく変動が嫌だという方にぴったりです。ポイント消費という意味でも扱いやすいと思います。

ただ、個人的にはどうせ有効期限を切らすの防ぐ投資するなら「リスク許容度」は高いと思いますので、もっとアクティブに運用益を狙った投資信託の方が、SBI証券のTポイント利用投資なら面白いと思っています。

期間固定Tポイントに注意!

実際に利用してみて感じるTポイント投資の最大の注意点は「期間固定Tポイント」ですね。

まず期間固定Tポイントについてですが、曲者なのが名称は期間固定ですが「期間固定+決まった提携先」という2つの要素があります。

kikankoteitpoint

ポイントの注意点と言えば「有効期限」だと思いますが、期間固定Tポイントに関してはそれプラス利用場所が限定されるということで、他のところで手に入れたポイントが期間固定Tポイントだった場合、ポイント投資に使えないことがあります。

またTポイントの有効期限は通常「最終利用から1年」ですが、期間固定Tポイントはポイントごとに異なっており有効期限を見逃しやすいです。

tpointoshikkou

私もSBI証券の期間固定Tポイントを見逃して失効したことがあります。100円玉落とした気分ですね。気持ち悪いのは確認しないと落としたことにも気づかないことですね。SBIネオモバイル証券で契約中に貰える200ptも期間固定Tポイントです。つまりSBIネオモバイル証券の株購入じゃないと使えないので、買う銘柄がないとか証券口座のログインなどをしておらず放っておくとかなりポイントを失効することになります。

他のポイントサービスだと、有効期限が短いキャンペーンポイントはあってもどのサービスを利用してもそちらから消化される事が多いですが、Tポイントの期間固定Tポイントは限定されたサービスでしか利用できないデメリットはかなり大きな注意点として意識しておきたいです。