2016年の秋に再び大型IPOがやってきます!郵政IPOもLINE IPOも初値は高パフォーマンスを見せたので注目している人も多いと思います。IPOはやはり公募株でどの程度手に入れるかが重要です。

今回はどうやってJR九州のIPOを多く集めるか検討したいと思います。

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JR九州の吸収金額は4000億規模となりました。そのうち4分の1程度は海外への配分を予定しているグローバルオファリングです。LINE株は登場すると吸収金額は思っている以上に少なく、意外にも当選は容易ではなかったです。

JR九州はLINEよりは当選しやすく、郵政IPOよりは当選しにくい環境だと思います。また幹事団が非常に多いですが、地方の証券会社にも配分が結構されていて九州地方への傾斜配分もありそうです。

JR九州の主幹事証券は?

事前情報ではJR九州の主幹事は国内証券は野村証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券の3社。海外証券はゴールドマン・サックス証券とJPモルガン証券の2社とのことでしたが、新規承認情報では「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」の1社となっています。

これは郵政IPOの時みたいにカブドットコム証券が大期待になりそうです。

もちろん三菱UFJモルガン・スタンレー証券が一番の狙い目証券になると思いますが、カブドットコム証券が委託幹事として取り扱いを発表しても、東証の幹事団情報などには載りませんから必然的に参加者が少なくなり当選しやすくなります。

IPOの申込方法も他の証券会社とは違い、ブックビルディング時と申込時の2段階申し込みです。慣れていない人も多いので、さらに当選確率が上る可能性があります。当方もカブドットコム証券から再び当選を手に入れたいと思っています。

JR九州のような大型IPOの申し込み戦略

当方はサラリーマンでも気軽にできるネット申し込みでIPOを手に入れる方法をいつも推奨していますが、大型IPOに関しては気合を入れて裁量配分を狙ってもいいとは思っています。

ただその場合は、「本当に初値が上がる自信があるか?」「公募の価格で手に入れる価値が有るか?」自分で十分に検討することをお勧めします。労力に伴う価値があるか?をチェックして複数配分を手に入れる方法です。また、店頭証券を複数攻略するというのも感心できないので、今回であれば三菱UFJモルガン・スタンレー証券は裁量狙い出来るのではないでしょうか?

ただ、もちろん今までに付き合いがある人が優先で、優良客か?見られることは覚悟してください。

JR九州は幹事団の証券会社の多さから見ても、LINEよりと言うよりは郵政よりのIPOだと思います。その為、当方は郵政IPOでネット抽選の数の掻き集めに成功していますので、気軽に参加できるネット証券の口座を複数開いて、なるべく多く参加する方をオススメしたいです。

幹事証券が発表されましたので、ネット抽選が出来る狙い目証券と各証券会社の攻略を紹介します。

黒澤厳選、JR九州の当選に注目したい証券会社

JR九州の幹事証券は63社となりました。郵政IPO時にようなオールジャパン体制に近いです。

IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載

全ての証券会社に申し込むわけにはいきませんので、ネット申し込みが出来る証券会社をピックアップします。

大手店頭証券系・・・野村證券、大和証券、みずほ証券、三菱モルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券がいつものごとく幹事団に名を連ねています。全証券ともネット申し込みも出来ます。初心者が裁量は少し敷居が高いですが、今回は三菱なら試してみても良いのではと思っています。

カブドットコム証券…MUFGグループ(三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの配分)

先にも挙げたカブドットコム証券はLINEの時よりも当選しやすくなりそうです。まさか、三菱1社の主幹事扱いになるとは思っていませんでしたが、新規承認時の情報でカブドットコム証券が本格的に穴場になりそうなことは確定しました!

東海東京証券 ・・・割当数と口座数のアンバランス感が絶妙(郵政時は当選続出)

2番手に当選し易さで注目したいのが東海東京証券です。口座数の少ない証券会社ながら幹事団の中で上位に来ていて割り当て枚数が多いと予測されます。ここは外せないところでしょう。

SBI証券…IPO主幹事豊富の王道(ネット証券では配分数多い)

SBI証券はIPOでは常連ですので、敢えてまた取りあげることは必要ないかもしれません。むしろまだ口座を持っていないならIPOでは必須証券ですし、ネット証券の雄でいろいろと使えます。是非、持っておきたい証券会社です。

マネックス証券…100%完全平等抽選(大型系こそ当たりやすい、初心者にも平等)

初心者が一番参加しやすい証券会社です。特に意識することなく一単元申し込んでおけば平等に抽選してくれます。口座を持っておいて、期間中にポチるだけの簡単な作業です。申し込まないと損なイメージですね。

立花証券ストックハウス・・・(大型IPOに幹事取り扱いで穴場証券)

当方がこっそりと郵政IPOで当選したのが立花証券です。ネット申し込みが出来、恐らく口座数の少なさからかなり当選確率が高くなると思われます。この辺りまではしっかりケアをしておきたいです。

松井証券・・・(今回は幹事証券、2段階申し込み)

松井証券もIPOの申し込みはこっそりしていて分かりにくい証券会社です。一般信用・一日信用などに特徴がある証券会社ですが、委託幹事ではよくIPOを取り扱っています。今回は幹事証券なので枚数も多くなるでしょう。


一先ずは抑えておきたい証券会社を紹介しました。口座がまだ無い方は、早めに準備しておかないと口座開設完了が申込期間に間に合わない可能性があります。基本的に証券会社の口座開設や保持は無料です。それぞれの証券会社でサービスを競っていますので、たくさんの証券会社を持っておくことは株式投資でも重要ですので、これをきっかけに口座を持っておいても良いでしょう。

なお、注目度は下がりますが当方は上記の他にも楽天証券岡三オンライン証券GMOクリック証券SBIネオトレード証券は委託幹事証券として出てきたように用意。

岡三証券や東洋証券、エイチ・エス証券、むさし証券トレジャーネット安藤証券あたりも申し込みはすると思います。

その他ではお住まいの近くの地場証券で取り扱いがありそうなら、足を運んでみても良いかもしれません。セールスが苦手でない人ならありだと思います。