テクノロジーズ(5248)のIPO新規上場情報

久しぶりの1月IPO。2017年以来。当時も東洋証券主幹事。その前は2006年まで遡るほど1月のIPOは少ない。なお、2000年からのデータでは勝率（初値上昇）100％で高騰もしやすい。

今回も上場ラタイミングだけで初値高騰が予想される。事業内容としては不安定も成長可能性もあるといったそこそこスペック。

売り方も少なくマネーゲーム化しやすい銘柄。アノマリーを存分に活かしそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

2023年のスタートIPO。久しぶりの1月上場で日程的には大注目。
主幹事は東洋証券で、こういった隙間期間に上場するのが得意。

業種はパチンコなどの液晶演出など、AIやITソリューション事業にも取り組む。
少なくとも注目度の点では第一号案件でかなり高い。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2023年1月度、連結予想EPSは28.7。
想定価格950円から計算される予想PERは約33.1倍。

売上横ばいの伸び率を考えると、若干盛り込まれた想定価格。
ただ同業種比較など、数値比較でそこまでおかしな状況ではなく買える価格という印象。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.64億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事は東洋証券。

公募売出は3:4で売出が若干多い。オファリング・レシオは高めの標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
株主総計6名でロックアップは価格解除なしで全数にかかっている。

ストック・オプションの未行使残もなし。

需給面でのスペックではかなりマネーゲームになり易い様相。

年初IPOでこの条件だとかなり暴騰レベルと考えて良さそう。
上場前からチキンレースが予想される。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

事業内容はパチンコの液晶演出画面や金融自動売買システムなどギャンブル関連多い。
社のホームページでアンバサダーとして菊川玲が登場するなど経営者の雰囲気が想像しやすい。
高杉晋作の「面白き　こともなき世を　面白く」が憧れの存在の模様。

華々しさもありそうだが、脆さもありそうで上場してからどういった株になるのか見ものではある。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値視点で見て「年初第一号案件」「1月上場」「需給抜群（売りなし）」など暴騰条件揃う。
普通に行けば過去の経験的に2日目突入は間違いなしか？

次の予想視点としては3.3倍をよく用いるがそこも超えて来る可能性も。

今のIPOは強弱が強く出るのでこれだけ高騰の条件が揃ってしまうと、
安く買える想像がしにくいので、初値予想は3.3倍以上で総合評価はA評価とする。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です