エージェント・インシュアランス・グループ(5836)のIPO新規上場情報

名証メインへの単独上場。市場再編後、名証メイン市場へは初のIPO。名証も３つに分かれて（プレミア・メイン・ネクスト）のピラミッド。SBI証券主幹事。

地味な保険代理店業。売出なし、吸収規模も小さく小さく地方市場で上場が見どころ。

特に人気でも不人気でもなく小さくスタートして階段を登っていきたい系のIPOで初値は期待小さくも、そこ固く推移して伸びることを期待したい。

安定的な業績で同業他社との価格比較では割安なのは評価したい。短期よりも中長期での株価推移を見守りたい。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

市場再編後、名証メイン市場へは初の上場。
地味な地方市場への上場が12月ラッシュ期だと割引。

業種も保険代理店業で、いまいち新規性も感じづらい。
SBI証券主幹事で個人の参加率は高そうだが・・・。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年12月度、連結予想EPSは68.77。
想定価格640円から計算される予想PERは約9.31倍。

業績も緩やかながら安定的に伸びていて、割安性の面では評価できる。
下値の固さの保証にはなりそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約2.57億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は名証メイン市場。主幹事はSBI証券。

売出０公募のみ。オファリング・レシオは標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。大株主には保険会社系。
持ち合い的なことを考えると簡単に手放すことは少なさそう。

ストック・オプション制度もなし。

売り買い閑散の上場初日を想定。
閑散市場でも条件が良いので公開価格では買い優勢になれるか？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

海外向けも持っている保険代理店業。このご時世に訪問型、損保保険のポジショニングが売り。ニッチ戦略。
目新しさはないことからIPOでは不人気になりやすい部類。

目論見書を読んでいても、これといって業種で魅力と思える部分は見当たらない。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値よりも中長期的に安定的に株価上昇を期待したくなる銘柄。
そういう意味では上場日は閑散として買いが入らないで値が上がらない要素もある。

それでも買いやすい価格帯でSBI証券主幹事というのもあり、多少の参加妙味を感じる。

上場ラッシュでの買い分散による、買い極小の洗礼を気にすることなく、
とりあえず申し込んで当たったらラッキー、少しでも初値プラスならラッキー、
初値公募割れでも割安株保有していていつかプラスになればラッキーぐらいの余裕を構えた取り組みで行きたい。

総合評価は初値評価だけでなく参加妙味も考えて最終B評価とする。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です