アイズ(5242)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事。グロース小型情報通信系でIPO初値期待度大。

広告業界系の2つのサービスを有する。一つは代理店を省いて直接売り手とメディアを結ぶプラットフォーム、もう一つは口コミマーケティングプラットフォームで多人数でブーム作りを売りにしている。

いずれも現状の課題であったり、ニッチと感じる部分をうまく見抜いて新サービスとして成長している様子で、今後の成長期待も高そう。

SBI証券からの期待案件で気になるが、上場ラッシュの影響で初値どこまで？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

広告・マーケティング企業。口コミプラットフォームを運営。
多人数でブーズ作りが得意な体制。（化粧品をサンプル利用で一気に評判作るなど）
ステマとは違い明確に広告戦略として良いものを良いとする手法で、過去の課題解決的でもある

上場日は3社同時上場。
他の2社のほうが注目度自体は高そうだが注目度を保てそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年12月度、単体予想EPSは116.33。
想定価格2,020円から計算される予想PERは約17.36倍。

増収増益傾向で、価格設定は割安感あり。
12月IPOが複数の赤字企業で溢れているので財務状況に安心感がある。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約8.82億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はSBI証券。

公募売出比は公募2：売出3レベルで売出が多い。オファリング・レシオはやや高めの水準。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらず、一旦創業者系のゴール案件。IPOでは普通で悪くない。
ロックアップも価格解除なしと掛かりは良い。

ストック・オプションの未行使残は444円で8万弱。行使期間が翌年4月からとなっている。

需給は良好レベル。
同時上場や上場ラッシュによる買い分散は仕方のないところで、
その分散された状況でも需給良好となりやすい銘柄として評価したい。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ネットマーケティング系（アドテク系）の企業は最早新規性やIPOらしさはないところだが根強い人気はある。
しっかりとした儲けを出しているし、手法としても「メディアレーダー」「トラミー」ともに伸びている。

アドテク系への成長期待や新規性が下がっているのか？公開価格が割安に感じるのも魅力。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

総合的に見て悪いところがない12月IPOラッシュ中の優良IPO。
他のIPOに注目度がいくらか持っていかれることで、初値がどの程度の上昇で落ち着くのかが焦点になりそう。

SBI証券主幹事で盛り上がりの加速にも期待。
総合評価A評価レベルだが、同時上場含めA評価にして期待するほど高い初値スタートとならない可能性もあるので注意。

期待しすぎると裏切られた感が出てしまう初値の可能性も頭の片隅には置いておきたい。
多くの方に儲けのチャンス銘柄となるのは12月IPOではこの銘柄がNo.1か？

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です