ウェルプレイド・ライゼスト(9565)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事。新規性も話題性も高いeスポーツ関連。
カヤックの子会社で親子上場となるが、どっちらかというと虎の子上場で欲しい人多そう。
業績も今後の成長性に大きく期待できそうな動き。

ロックアップは固いがロックアップ解除条件がいくつかに分かれているので、ひょっとすると解除で軽い売りは見られる可能性。

大きな期待感と話題性を持って上場しそうで、久々の高騰盛り上がり案件になりそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

eスポーツ関連の上場は初物で注目度向上必至。
さらにSBI証券主幹事で個人からの関心の高まりは上がりそう。

上場日は11月の最終日。スケジュール的にも整って、
注目度の点ではピカ一になりそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年10月度、単体予想EPSは41.31。
想定価格1,070円から計算される予想PERは約25.9倍。

成長が期待されそうな分野で、価格設定は妥当なところか？
上値余地があると期待する方が大部分になると感じる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.3億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はSBI証券。

売出株式比率53.79%で公募と売出はほぼ同数。オファリング・レシオは低めの標準範囲。
親会社のカヤックからの売出はなし。カヤックとの親子上場という点には注意。
しかし上場時に売り出さないぐらい虎の子の企業というイメージか？

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
カヤックが過半数の株を保有し続ける。なお、ロックアップは1.5倍で解除になるのでいきなりの売りには注意。
（カヤックが早期売却は考えづらいが）

ストックオプションの未行使残は特段目立つものではない状況。

注目銘柄が吸収金額5億レベルとなれば、需給面では高騰必至と見て良さそう。
初値がついてからもマネーゲームになりやすい環境と見る。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

「eスポーツ関連」というのが独り歩きして、それだけでも人気化や魅力を感じる状況になりそう。
特に日本はゲーム関連は結構強みがあると思われる中、大会などは海外が先行して盛り上がっているみたいなので、
今後の拡大余地は大きいという考えが一般的。

すでに大型イベントを実施している実績は強みで、ここに来て上場するのは非常に意味がありそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

SBI証券主幹事で楽しみなIPOの登場。ここは文句なしにA評価とする。
ここ最近インフレ気味のIPOチャレンジポイントを投入して取るか迷う銘柄になりそう。
中途半端な投入は意味がないということでボーダーラインは相当高くなる可能性も。

BBスタンス評価よりも申し込みの戦略性が問われる。まさにeスポーツなIPO。
スケジュールをみると2日目突入の場合は、同じSBI証券主幹事と翌月でバッティング。
ここへの影響は薄そうだが、もう1社との絡みも再確認はしておきたいところ。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です