Atlas Technologies(9563)のIPO新規上場情報

フィンテック系銘柄。決済分野の一気通貫DXサービスが主流。売上の相手先がドコモ、auとモバイル決済系ですね。ホームページからは実際のサービスとかは分かりにくいです。

業態もよく業績の美も良い。価格設定もコンサル系を意識されていて、技術支援で魅力あると考えれば割安感あり。

10月銘柄の中では頑張ってくれそうな期待銘柄。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

決済関連分野が中心の一気通貫Fintechコンサル・技術支援。
ここ最近伸びている業種の一つでIPOも豊富。

上場日は2社同時上場だが、相手方は小粒感があるがこちらは中規模。
注目度の分散は少し考慮しておきたい。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年12月度、単体予想EPSは67.49円。
想定価格1,320円から計算される予想PERは約19.56倍。

成長率や同業者比較では割安設定に見える。
ここ最近はべらぼうに高い予想PERで出てくるIPOは減ったか？
さすがに何度も公募割れだったり、上場後下落しているの出していると控えめになる？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約28.2億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はSMBC日興証券。

売出株式比率46.3%と若干公募が多い。オファリング・レシオは高めの標準範囲。

既存株主が4名と少なくシンプル。そのため公開株に希少性は感じる。

もちろんベンチャーキャピタルからの出資はなし。

ストック・オプションの未行使残は45円価格32万株が行使期間内。

中規模のIPOだが、需給面は悪くない。
同時上場の影響がどの程度出るかだが、内容が異質なのでどちらも別の意味で需要は出そう。

需給面は特に問題ないと見る。ストック・オプションの出方がわからないが、売り圧少なそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

dカードプロジェクトというものがかなりの売上を締めているように、カード払い普及、キャッシュレス決済普及に
かなり貢献している模様。auカードプロジェクトも進めていてキャッシュレス決済や経済圏競争の裏方として活躍しそう。

業績推移もよく、今後数年の需要の高さも感じるところからIPO時点では買いという意識が強い。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

これぞ小粒グロース上場といった感じのIPOで総合評価A評価。
既存株主は4名。業績の伸びは凄まじく、今後も期待感は高い。
業種的にフィンテック領域という儲かりそうな分野で、表の決済派遣戦国時代の中、
裏方技術補給武隊といった感じで、一番美味しいところを担っている。

吸収金額がそこそこ大きく、枚数もあるため公募株ゲットの期待もやや高い。

初値でも結構な利益が見込めそうで、10月IPOの中で楽しみな銘柄の一つと言えそう。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です