リヴァンプ(4070)のIPO新規上場情報

業務改革系のコンサル、転じてDX支援も謳う。著名経営者が設立していることから企業としての知名度も高めで、注目されやすい環境にはある。

主幹事野村證券で見事上場ということから、格好をつけた船出になりやすいと予測。上場ラッシュ中でもご祝儀的な目立った結果になりやすいか？

規模感は大きめなので過度な期待はしないようにしたい。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

もともとプロ経営者として名高い「澤田貴司や玉塚元一」が設立したことで著名。
IPOの中でも著名人IPOとして扱われれば注目度は高くなりそう。
こういった銘柄は初値から注目される傾向はある。

上場日は4社同時上場で、ジャスダックスタンダード上場。
比較して分が悪い部分もあるが、それでも比較的注目度は高いほうだろう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年3月度、連結予想EPSは136.46円。
想定価格2,710円から計算される予想PERは約19.86倍。

ジャスダックスタンダード上場で成長度合いを考えると妥当なところ。
最近ではDX支援に舵を切っているようで、手腕は期待されそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約39.8億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場はジャスダックスタンダード市場。主幹事は野村證券。

売出株式比率78.1%と売出比率が高い。売出元は澤田氏でイグジットして手放す印象。
オファリング・レシオは低めの標準範囲で、上場後も頑張る人たちは多そう。

ロックアップは価格解除なしの90日でしっかり掛かっており、上場後は売り圧少ない。
ストック・オプションの未行使残は多めで、こちらは多少警戒したいところ。

程よいボリュームの上場となっている。
6月の上場ラッシュ後半でとなると買い疲れが気になるが、そこそこ注目銘柄なのでなんとかしそう。
ただ、あまり初値高騰も見込みにくい環境と言える。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

企業コンサルからDX支援へ、実績のあるプロ経営者が参画していただけあり注目度は高い。
名ばかりのコンサルだけでなく、純投資から成長させている企業も多い。

ビジネス観点からみれば投資したくなる企業として評価されそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

まずは注目度の点で高い部分を上場ラッシュ中を考慮すると評価したい。
比較されて、こちらに買いが集まる可能性はある。
そのため、中規模IPOでもそれなりの結果を出しそうな雰囲気。

純投資している企業も複数あるように、単なる外からのコンサルではなく、
本気で成長を目指す強みを感じる。DX化事業を進めているのも時代にあった経営支援変化が感じられる。

大化けする可能性もある企業として注目度は高そう。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です