アイ・パートナーズフィナンシャル(7345)のIPO新規上場情報

4月上場予定も延期、2ヶ月で帰ってきたSBI証券主幹事のS級候補IPO。
IFAサービスは日本ではまだ目新しい分野で新規性高い。業績も堅調。

想定高くはそれほど高くなく、なんと言っても売出し０公募１０００枚という超プラチナチケット案件。

需給面で大きく初値高騰の可能性あり。ただし、６月後半は複数上場が連続するスケジュールとなりそう。

なお、前回中止の理由は顧客より法律違反の訴訟が起きた模様。適法性を確認したといえるが、こういった話はIFAなら結構出てきそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

SBI証券主幹事の超プラチナチケット案件。
4月に上場予定も延期で2ヶ月後に早速登場。

IFAサービスは金融サービスでも新規性があって注目度は高い。
上場ラッシュ、複数同時上場でも関係ないような強い結果を期待。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年3月度、連結予想EPSは217.41円。
想定価格2,940円から計算される予想PERは約13.52倍。

完全なIFAサービスの比較対象は見つからないが、保険仲介業、ライフパートナー系に比べても
十分割安感がある価格設定。期待度で見れば買い得な価格帯と言える。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約3.38億円（想定価格ベースOA分含む）の小粒IPO。
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はSBI証券。

公募1,000枚、売出0の超プラチナチケット案件。希少で争奪戦になる。

既存株主にベンチャーキャピタルなどは見当たらない。
また幅広く90日のロックアップがあり当面の売り圧力はなさそう。

ストック・オプションの未行使残は86,600株で、これも妥当といったところ。

需給面で最強銘柄。公募株に1000までシリアルナンバーふってもいいレベルの希少IPO。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

IFAサービスは金融サービスでも新たな収益源になりそうなサービスとして期待度が高い。
欧米で先行しているサービスでいずれ日本でも流行るのは必然的かもしれない。

IPOとしても事業に目新しさがあるため、注目の的となりそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

SBI証券主幹事からでたS級プラチナチケットIPO。
ただ、2ヶ月前に延期した記憶も新しい中、上場ラッシュに再登場がどうか？
上場ラッシュ最盛期、3社同時上場（前後日は4社）の影響は少ない銘柄だと思うが過剰な期待は控えたい。

1撃100万IPOを目指すなら4.3倍程度の初値が必要。
全方面にわたって悪いところもなく、期待度も相当高いと見てこれをS評価しないと
他のIPOとの整合性も取りづらいので素直にS評価とする。

超高騰もあるが、伸び悩む可能性（それでも1万ぐらいまでは行きそう）は意識したい。
とりあえず初値は2日目突入からの需給勝負。

全体考察
総合得点は10点で、私のBBスタンスはS評価です