スタメン(4019)のIPO新規上場情報

エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」運営、経営支援・業務管理クラウドシステムで、いわゆるSaaS関連。昨今、人気事業の一つ。

業績は急進も黒字反転したところで、いかにもマザーズ上場らしい銘柄。

12月上場ラッシュスタート日で同時上場もあるが、資金の流れからすると集まりそうな予感。

ジャフコ（V.C.）の持ち株の売出しがなく上場後はロックアップ1.5倍で解除となれば売り玉に警戒感は残る。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

エンゲージメント経営プラットフォーム運営。
社内管理クラウドでSaaS系。サービスの見た目がフェイスブックみたいで使いやすそう。

このところ人気のSasS関連銘柄として注目されそう。
カタカナ4文字社名もIPOでは最近トレンド感あり。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年12月度、単体予想EPSは0.51円。
想定価格800円から計算される予想PERは約1,569倍。

ギリギリ黒字化を見込む程度で割安性では判断できない銘柄。
売上は急成長しており、SasS系ということで売上の成長分、利益も急成長を見込んでいそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約14.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事は大和証券。

公募売出比5:3程度で若干公募数が多い。オファリングレシオは標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資はジャフコなど、ロックアップが1.5倍で解除となるので、
高値でまとまった売りには警戒が必要になりそう。換金可能性は高そう。

ストック・オプションの未行使残は200円で、上場時参入は27.4万株。
妥当な範囲ではあるので、いつも通りあるなぐらいでよいだろう。

吸収金額10億超えの中規模だが、注目度の高いIPOとなりそうで、
高騰まではいかないが良い結果になりそうな状況か？初日の上限気配がまずは目安。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

今や成長銘柄の花形とも言われている企業クラウド管理、SaaS関連。上場会社もかなり増えている。
引き続き導入して業務効率アップをしている会社が多いが、そろそろサービスとしては飽和感もあるかもしれない。

組織管理をここにカスタマイズ出来るようなサービスは、まだまだ需要は高い社会には違いない。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

総合的にA級評価で問題ないIPO。
初値に関しては上場ラッシュの資金分散でやや予想より弱めに出る可能性も。

高値ではVCがまとまって売りを出す可能性もあるので、
やはり初日の上限気配付近で決まりやすい可能性が高い。

12月上場ラッシュの初日に出てくる銘柄で充電力十分という評価も出来るが、
すでに続々とIPOが続くことが分かっている状況。後半の狙っているIPOの為に買い控えが
最初から出ることも想定して初値予想をしていきたい。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です