アディッシュ(7093)のIPO新規上場情報

マザーズ・小型（極小）・ネット系（ソーシャル）と初値高騰三拍子銘柄。しかもSBI証券主幹事。
初値高騰系として3月下旬に盛り上がりそうなイメージ。
元ガイアックス（3775）100%完全子会社。上場後の保有割合も大きい。

事業もデジタルガーディアン系。チャットボットサポートアプリなど新規性と社会の需要増加傾向な分野となっている。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ソーシャルアプリのサポートや監視サービスなどで事業的には注目度高い。

日取りは3月上場ラッシュの後半で、3社同時上場。
他にも注目度の高い銘柄が控えているのでどこまで？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年12月度、連結予想EPSは67.03円。
想定価格1,090円から計算される予想PERは約16.26倍。

業績よく伸びており、類似企業と比べると割安感は感じる。
厳しい地合いでも仮条件を引き上げてきているが問題ないと見たい。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約3.65億円（想定価格ベースOA分含む）の小粒IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSBI証券。

売出株式比率22.3%と公募株が多い。オファリングレシオも標準範囲内。
売出元の一つの筆頭株主ガイアックス、今後段階的に売却方針を明言しており先々の売り圧力は感じる。

ベンチャーキャピタルからの出資もあり、ロックアップが掛かっていないところもあるので早売の可能性あり。
ストック・オプションの未行使残は60円価格で12.2万株ほどがすでに行使期間に入っている。

既存株主やベンチャーキャピタル、そしてストック・オプションの売り圧力が散見されるも、
そもそも小粒感がある内容なので公開価格では買い圧力が強そう。後は、初値がどこで落ち着くか。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ネット社会、ソーシャル社会に置いてサポートシステムや監視システムの需要は高まっている。
業績もしっかり伸びていることから内容は良さそう。

またマザーズ上場で小粒感があることから、成長期待として投資する人も多そう。
一方、大株主などのイグジット感も拭えないので高値掴みとならないか心配な面もある。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値は問題なさそうだが、問題はどこまで伸ばすことが出来るか？が判断つきづらい。
せっかくのSBI証券主幹事ながら、初値予測が付きづらいのでIPOチャレンジポイントなどを使った
公募当選狙いの正しいポイントが掴みづらい。

上場日は3社同時上場となり、SBI証券主幹事でもう一方のほうが3月中でも大注目となっている。
こちらに穴場感が出る可能性もあるが、地合いもはっきりしないため警戒感も強い。

様々な思惑が重なりそうで、欲しいけどIPOチャレンジポイントを使って無理くり取りに行くには
どの程度のポイント注力がいいのか本当に難しい印象。

銘柄評価としては第一印象のA評価を継続しておく。先売り感はあっても強そう。
 
全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です