コンピューターマネージメント(4491)のIPO新規上場情報

企業のシステム開発、基幹業務システムはIPOでも人気業態。
大阪本店。業績は綺麗な右肩上がりを継続中。
ジャスダック上場で成長を見込まないからか？想定価格にも割安感を感じる。

VCなし。ロックアップも固めなど売り圧力も感じない。

単価も高く１枚あたりの利益が大きくなりそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

システム開発受託SIerはIPOでも人気業種。初値もよく初値後の伸びているところは多い。
ただ、ジャスダックスタンダード上場、ややオールド企業と地味な部分もある。

全体を通して3月IPOの中で目立つような注目度はない印象。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年3月度、連結予想EPSは237.54円。
想定価格2,630円から計算される予想PERは約11.07倍。

成長率は高くないが増収増益と好調な割には低めの予想PER。
かなり割安感を感じるのではないか？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約11.9億円（想定価格ベースOA分含む）の小型～中型IPO。
上場市場はジャスダックスタンダード。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比はほぼ半数ずつ。オファリングレシオを高く43.3%。
創業してから長く、創業者から手が離れるような向きがある。

上場後はベンチャーキャピタルの保有もなくロックアップも強めで公募組以外に特段売り圧力なし。
ストックオプションの未行使残も行使期間に入るのは翌年以降。

需給面でも魅力が高い状況になりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

業種はIPOでは長いこと花形なシステム開発系。社歴があるが上場で旅立ちの印象がある。
ジャスダックスタートで成長したら市場鞍替えなど、社歴があるだけに上場して心機一転は良さそう。

公募時点では規模が小さく、割安感があるため、公募株に魅力を感じる人は多そう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

業種。割安性。需給面。と複数の点から見て評価が高くなるIPO。
ジャスダックスタートだが、逆にそれが狙い目とも感じる。
一方、社歴もあるようにそれほど新規性は感じないIPOなので注意。

評価が高くなる点が多いので、逆にデメリット部分を探してしまいそうだが、
それでも魅力的に感じるので、問題なく積極参加したいIPOと言えそう。

上場日は3.11の単独上場。初日の上限一杯ぐらいまで意識される可能性もあり。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です