マクアケ(4479)のIPO新規上場情報

本田圭佑出資で、芸能人系IPOとして注目を集める可能性。
事業はクラウドファンディング。面白い製品開発もある。
サイバーエージェント子会社ベンチャー。

業績好調もやや見込まれた価格設定。

12月の数が多い中では注目度が高そうで、50億規模の吸収金額もこなしそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

クラウドファンディングプラットフォーム事業。業種の中では新規性があって盛り上がっているタイプ。
社名もインパクトが有り、サイバーエージェント子会社、本田圭佑出資など注目度高い。

スケジュール面では上場ラッシュに入るも単独上場となった。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年9月度、単体予想EPSは30.69円。
想定価格1,550円から計算される予想PERは約50.51倍。

業績の伸びは良いが、織り込まれた価格設定のため割安感は感じない。
ただ、今の伸びを考えて、利益もしっかり出ている状態なのは好感。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約45.3億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

売出比率61.5%とやや売出が多め。オファリングレシオは標準範囲内。
売り出し元はサンバーエージェントとKSK（ケイスケホンダ）ファンド。

ベンチャーキャピタルはそのKSKファンドのみで売出後もそれなりに株数を保持。
サイバーエージェント子会社なのである程度の成長までは株を保持しそう。

全体にかかるロックアップ条件は緩めで1.5倍の価格解除からは既存株主が何時でも売れる状態。
ストックオプションの未行使残は206円価格95万株ほどが既に行使可能な状態。
一応の売り圧力として意識しておいたほうが良さそう。

まずは40億強の吸収金額を押し上げる買いが入るかが焦点だが、注目されそうで問題なさそう。
次はロックアップが外れる1.5倍価格が気にされそうな需給状況。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

クラウドファンディング事業は直接投資としてトレンドとなっていて人気事業。
また業績も好調な状態まで実績を重ねているのは後押し。さらにKSKファンド（本田圭佑）出資となれば
芸能人枠IPOとしてかなり注目されると見る。毎度、芸能人枠IPOは結果が強くIPOは注目が命という部分がある。

今後もクラウドファンディングプラットフォーム事業は、大小増えて競合ありそうだが、
サイバーエージェント子会社という利点、早期上場という利点が活かせるのも強みとなりそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

東証マザーズ中規模の銘柄ながら業種業績ともに良しということで狙いたい。
さらにサイバーエージェント子会社で出資元の話題性を考えると注目を呼びそう。

一方、ロックアップがすべて1.5倍で外れるなど需給面では高騰条件に薄くなっている。
それでも1.5倍までは可能性が高いし、そこを超えて狙われる可能性もある。
想定価格は割安感がないため、長期に持つのはリスクが高い印象だが短期筋には絶好の条件かもしれない。

本来であればB程度の評価としたいが、枚数多く当選期待度の高さも含めてA評価を継続して積極参加予定。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です