プロレド・パートナーズ(7034)のIPO新規上場情報

みずほ証券主幹事の中型案件。コンサル系になるが業績の伸びよく好感。
成功報酬型ビジネスは既存のサービスをくうぐらいの成長度がありそう。

値嵩株なだけに1枚あたりの利益も大きくなりそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

同日2社上場だが、7月の最終上場となる。
最近は月末アノマリーなどは感じることはないが、8月は上場が少ないため果たして。

コンサル系の上場は多いが、成果報酬型ビジネスというのはやや注目されるか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年10月度、単体予想EPSは213.72円。
想定価格4,100円から計算される予想PERは約19.18倍。

業績の伸びを考えると非常に割安。
コンサルというビジネスモデルにさらに成果報酬型で期待度も高い。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約29.2億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はみずほ証券。

公募売出比は３：１で公募が多い。オファリングレシオは標準。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
またストックオプションの未行使残も行使期間が翌年からで当面の需給圧迫にはならない。
ロックアップもきつめの180日でカバー率も95％弱と非常に高い。

吸収金額は大きめだが、上場後の売り圧力はほぼ公募組の売りとなっており良好と言える。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

どの業種でも固定報酬に比べれば成果報酬型が選択肢として選ばれやすい。
成功例としては転職市場のリブセンスか？いつかは成果報酬と固定報酬のどちらが良いかは難しい選択となるが、
成果報酬型が伸び盛りということは、現段階ではコンサル業として選ばれやすい環境にありそう。

業績で結果が見えてきていることもあり、魅力は高いと感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

いくつかの視点で見れば見るほど結構面白いIPOだと感じる。
特に吸収金額も大きいため、公募取得がやや可能性がある中、上場後の売り圧力が少なめというのは、
公募チャンスも有り、セカンダリーチャンスもありそうな予感。

業績の伸びを考えた時の予想PERでは割安感もあり、買いやすさもある。

同日にリート上場や、前日の上場銘柄が2日目突入で資金分散の可能性から
初値が抑えられるということもあるが、それでも意外と買われて初値高騰する雰囲気が出ている。

規模の大きさからB評価までの予想も多そうだが、当方はA評価で考えたい。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です