ライトアップ(6580)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事案件。東証マザーズ、IT系も吸収金額20億程度と少し重ため。
オプトやSBI系のベンチャーキャピタルが出資。

業種的には変化が早く、その中で売上げを継続して伸ばしている実績あり。

初値は上がりそうだが、付近の上場銘柄の比較次第で初値位置は変わってきそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

6月上場ラッシュ中の単独上場、ただし前日の持ち越しがありそう。
東証マザーズの業績好調企業だが、連日上場の中でどこまで注目されるか？

SBI証券主幹事ということで個人投資家からの視線は熱そう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年3月度、単体予想EPSは99.35円。
想定価格2,570円から計算される予想PERは約25.87倍。

事業が複数あるので類似企業が難しいがコンサル系と考えれば、まだまだ安いか？
成長を考えても期待感で、もう少し上を目指せそうな状況。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約20.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ、主幹事はSBI証券。

公募売出比は売出比率78.9％と売出多め。オファリングレシオは標準水準。

既存株主にはSBI系のベンチャーキャピタルの保有が複数。また大株主にオプト（約半分は売出）。
ロックアップは1.5倍で解除されるので、既存株主の売りは意識しておきたいところ。
ストックオプションの未行使残は気にするような状況ではない。

20億超えの吸収金額、売出の多さを買い需要が吸収できるか？また1.5倍でさらに売り玉が増える。
IPOの勢いからすると1.5倍は超えてきそうだが、その後はチキンレースになりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

メルマガ配信からいろいろと変遷しながら業績を伸ばしているのは、今後も変わりながら成長しそうで好感。
変化の激しい時代にあった事業体制を組んでいる印象。ただ、不安定とは言える。

今後は現分野をもっと大きくを目指すのか？まだまだ少数部隊で変遷していくのか舵取りは注視したいところ。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

SBI証券主幹事で規模も大きくマザーズの成長企業となれば個人投資家に狙い目のIPO。
ただし初値に関してはロックアップ解除の1.5倍より上からは予測がつきにくい。
上場ラッシュ時期も考えると1.5倍いけば御の字で戦略を立てたいところか？

IPOチャレンジポイントの利用に関しては上場ラッシュもあり初値が読めないだけに難しいところ。
ただ、やや値ガサで1枚あたりの利益が大きくなりやすいのは魅力。
抽選派にとっては鍵になるIPOで、ポイント利用の取捨をしっかり考えたい。

BBスタンス的にはAに近いB評価で是非とも欲しいところ。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です