イオレ(2334)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事、特化型メッセージアプリなどネット関連。
久々のSBI証券主幹事で初値高騰三拍子銘柄で人気必至か？

サービスの浸透具合は学生でないとどの程度認知度あるのかわからない。

懸念点は連続同時上場後半で、買い疲れによる買いパワー減少。意外に高騰しない初値の可能性もある。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

12月IPOラッシュ1週目の金曜日、2社同時上場。
マザーズ2社同時上場だが、アプリ開発系のこちらが注目度で有利。

学生向け中心ということで、生の利用者の声が聞きたいところ。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年3月度の単体予想EPSは65.63円。
想定価格1,780円から計算される予想PERは約27.12倍。

しっかりとした売上げの伸びが見られ、価格設定は妥当なところか？
同業種比較はソーシャル系と見るのか？アルバイト求人系とみるのか難しいところだが、
何れにせよ類似銘柄比較ででも買いやすい価格帯にはなっている。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.21億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はSBI証券。

公募売出比は若干公募が多い程度、オファリングレシオも低めで供給不足感あり。
ベンチャーキャピタルからの出資はほぼ無視していい程度の微量。
大株主のロックアップは90日で価格解除要因なしのきつめ。ただ、カバー率は低い。

ストック・オプションの未行使残は上場時に670円価格、約21万株が行使期間に入っている。
割合的には大株主に匹敵する量でやや潜在的な売り圧力になりそう。

なんといっても吸収金額5億程度の小型マザーズ。需給面では初値高騰銘柄と言える。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

学生向けに浸透しているサービスを提供しているのならが、人気や魅力の面で期待感あり。
特に売上げが安定しながら伸び続けているのは評価したいところ。

ただの連絡網やメディア運営だけではなく、アルバイト紹介というキャッシュポイントの高い求人系サービスも
しっかりやっているところは評価したい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

年末のSBI証券主幹事銘柄ということでIPOチャレンジポイントの利用で悩む銘柄。
特に初値が正確にどこまで伸びるかが予想しづらいため、
ここでIPOチャレンジポイントを使うべきか悩みそう。また当選は2枚セット予想も、微妙な枚数なので注意。

初値高騰三拍子の要件を果たしており、スケジュールを不安視する目もあると思うが、
個人的には予想程度、またはややオーバーシュートするぐらいの初値になると感じる。
SBI証券主幹事とは言え、現在のIPO人気では公募取得は簡単ではない。

またBBスタンス掲載時点で、IPOの風向きが好調過ぎるため、
さすがに12月のラッシュが始まっていることには少し雰囲気が違うかもしれないことは考慮しておきたい。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です