ジャパンインベストメントアドバイザーのIPO新規上場情報

SBI証券（ネット証券）主幹事、従業員9名
金融系ということで急成長しているが、上下動は激しそうなことは肝に銘じておきたい。
短期向けと考えIPO初値戦略ではありか？成長度は高い

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

夏休み明け一発目のIPOはネット証券主幹事名柄。
金融関係銘柄ということでわかりにくく一般的な注目度は低めか？

ただIPO的にはマザーズ上場で成長性も高く注目度はそこそこ

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年12月度の連結予想EPSは136.52円。
想定価格2,470円から計算される予想PERは約18.1倍。

現在の高い成長性は認めるが、やや織り込まれた価格となっている。
業種的にはリース業ということで他業種もそこそこありどこかで頭打ち感や
景況感に左右される部分もあり

どちらかというと上場後すぐに過剰評価されて適正価格に下がっていきそうだ

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約10.8億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSBI証券。

公募売出比は売出が公募の約2倍程度。

ベンチャーキャピタルの保有はそれほど多くなく120千 株。
ただしロックアップなし、ロックアップは筆頭株主とその他会社1社に90日間
上場後すぐに大きな売りは少なそうだ。ただ90日後には注意

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
14年2月　112,200株　1,250円　16年7月～23年11月(上場から一年経過後以降1/2上限に行使可能）

ストック・オプションも上場後すぐに行使できず、さらに行使制限もあって上場後の需給面は考えられている。

需給面では悪くなく、恐らく久々のIPOで需要過多状況になると考えられる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

資金力を高め儲かりそうであれば結構多角的になんでもしそうな会社。
どうなるか分からない不安定感もあるが、多少金儲けはうまそうな魅力があり。

個人的には上場後短期で人気が出そうな銘柄と見る。
その後はだらだらと下げる展開で安くなれば買い時かもしれない。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

なんと言っても夏休み明け第一号のIPOで、現在の業績が良いこと、マザーズ上場が取り柄。
その為、初値の安心感も高く狙い目と感じる。

一方、会社自体に目を向けると会社も若く従業員も少ない不安定さが残る。
あとにネット系なども上場も続くので一瞬の輝きを見せてはしばらく閑散となるか？

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です