チムニーのIPO新規上場情報

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

チムニーの概要

市場：東2 (小売業)

事業内容：居酒屋を中心とした飲食店の運営及びフランチャイズチェーン展開

チムニーのIPO(新規上場)日程関連

仮条件決定日	2012/11/27 (火)
ＢＢ期間	開始： 2012/11/28 (水) ～終了： 2012/12/04 (火)
公募価格決定	2012/12/05 (水)
購入申込期間	開始： 2012/12/06 (木) ～終了： 2012/12/11 (火)
上場予定日	2012/12/14 (金)

チムニーのIPO(新規上場)基本情報

公募株式数	総計：8,900,000株（公募：1,000,000株 / 売出：7,900,000株）売出株式比率：88.8%
O.A.分	1,322,000株（O.A.=オーバーアロットメント）
発行済株数	19,340,800株（上場時、公募株数含む）
OR	52.9% （オファリング・レシオ、OA分含む計算）
想定価格	1,040円
仮条件価格	1,000～1,050円 (変動率：-3.8% ～+1.0% 中立 )
公募価格	1,000円（想定価格との差：-40円 / -3.8% ）
IPOの資金用途	飲食事業における直営店の新規出店のための差入保証金及び固定資産等の設備投資に全額充当する予定

チムニーのIPO価格マトリックス（価格・吸収金額・時価総額）

	想定価格	公開価格	初値	現在値
株価	1,040円	1,000円 -40円	945円 -55円	1,240円 (+295円)
変化率		-3.8%	-5.5%	+31.2%
吸収金額	106億円	102億円 -4.8億円	96.5億円 -5.6億円
時価総額	201億円	193億円 -7.7億円	182億円 -10億円	239億円 +57.0億円

※左から右へ時系列的に並んでいます。増減比は左のカラム（行）に対するものです。

※吸収金額はOA（オーバーアロットメント）分を含んで計算しています。

日程・概要
割当
業績・株主
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チムニーの取り扱い証券会社と引受割合・シンジケート

主幹事証券

野村證券

幹事団と割当

証券会社名	割当数	割当(%)	抽選配分
野村證券	6,230,000株	70.00%	5,607枚
みずほ証券	712,000株	8.00%	712枚
大和証券	534,000株	6.00%	534枚
SMBC日興証券	534,000株	6.00%	534枚
岡三証券（岡三オンライン）	267,000株	3.00%	267枚
水戸証券	267,000株	3.00%	-枚
SBI証券	178,000株	2.00%	801枚
マネックス証券	178,000株	2.00%	1,780枚
(その他：みずほインベスターズ証券野村ネット＆コール)

※抽選配分は過去の個人投資家への同一条件抽選状況をもとに、およその配分量を算出したものです。

企業データ

会社名	チムニー
所在地	東京都墨田区横網一丁目３番20号
設立	2009年09月16日
従業員数	950人
監査法人	有限責任監査法人トーマツ

チムニーの概況（直近の経営指標、業績予想）

チムニーのストックオプション（新株予約権）の状況

データ未更新。2015年6月以降の上場銘柄に関して情報更新中です。

日程・概要
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業績・株主
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チムニーの初値予想・評価・BBスタンス・初値結果関連

BB参加姿勢	評価： (C:微妙)
初値予想 (BB開始時)	1,100円（想定価格比: +60円/+5.8%）
直前予想 (上場前)	1,050円（公募比: +50円/+5.0%）
初値	945円（公募比: -55円/-5.5%）

※評価はＳ～Ｄまで、初値予想はＢＢ開始時と上場前直前に行っています。

・新規承認時の第一印象

再上場案件。
106億規模の大型IPOで東証2部上場。
「はなの舞」など店舗が実感して増えているのを感じるように、業績の伸びは凄まじい。

優待期待などを含め、いろいろな意味で銘柄としては注目だが、新規上場時の見方としてはやや重たい感もある。

・ブックビルディング姿勢に対するコメント

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

東証2部上場の再上場案件
居酒屋経営で知名度的にはありそうだが、やはり再上場案件というのが目に付く。

悪い面での注目度が高い。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2012年12月度の単独予想ＥＰＳは62.19(T社)。
想定価格1,040円から計算されるPERは約16.7倍。
非上場化のあとの成長もいいし、今後の成長も期待できるが、
この想定価格は現状で、その結果を織り込んだ値。妥当価格程度か？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約106億円（想定価格ベースOA分含む）、
上場市場は東証2部で主幹事は野村證券。
再上場案件で東証2部大型というだけで避けたくなる。

大量保有（85％近く）の海外MBOファンド（カーライル）にはロックアップが掛かっている。
期間は180日間。

ストック・オプションは500円で76万株ほど12年12月から行使可能となっている。
今回の売りだす数から見れば少ないので、そこまで大きな影響は感じられない。

180日間のロックアップがあるのは上場後に安心感になる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

旧チムニーからMBO後、経営刷新で順調に成長を遂げている。
しかしながらここに来て再上場して、また縛られるのに戻すのは疑問を感じる。
（もちろん海外MBOファンドの金儲けなのだから仕方ないのだが）

そんな状況でも今の価格で魅力があるか、今後も展望が持てるかが焦点。
上場していいことは他には株主優待新設の期待も高まる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

業績をみると悪くない銘柄、しかし吸収規模や上場経緯ではマイナス面。
他にIPOのない時期ならいいが、ネット系の急進企業に比べると見劣るするのは当然。

大型ながら主幹事が、仮条件を若干でも引き上げたのは
業績の状況からそこそこ需要があるようにも感じる。

相手にしなくても1枚ぐらい手に入れても、といった感じのIPOでしょうか？

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です