HiJoJo Partners は個人投資家向け100万円からのユニコーン企業に投資するファンドになります。今までは上場前のユニコーン企業に投資するのは機関投資家など、大きな資金を持った人に限られていましたが、HiJoJo Partners が個人投資家からファンドの形で複数の個人投資家から募集を募ることで、大きな投資資金を用意することが出来、魅力的なプレIPO投資戦略が取れるようになっています

 HiJoJo Partners

もともとは対面販売で事業を行っていたようですが、最近ではインターネット販売にも注力するようになり、多くの個人投資家にもプレIPO企業に投資できるチャンスが増えていると言えそうです。非常に面白い投資先の一つとも言えますので、当方のサイトでも紹介したいと思います。

HiJoJoユニコーンファンドの特徴

まずはHiJoJo Partners のHiJoJoユニコーンファンドの特徴を紹介します。

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  • プロが厳選したユニコーン企業1社に投資

投資対象がユニコーン企業というのが特徴の一つと言えます。企業評価額10億ドル以上の海外ユニコーン企業のみを組み入れ資産として扱っています。このプレIPO投資戦略を狙っているというのが最大の特徴と言えるでしょう。

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イメージ図が非常に分かりやすいですね。当サイトでも紹介している「株式投資型クラウドファンディング(ECF)」はどちらかというとシード期やアーリー期への投資で、リスク・リターンがまだまだ不安定な時期の投資です。一方、HiJoJoユニコーンファンドはレイト期ですので、事業としてはもう成長拡大していてIPO手前の時期に狙って投資する戦略です。

この時期になると企業的には大きめの資金であれば融資を受けることもありますが、小口では意味ない時期にもなります。ですのでHiJoJo Partners個人の投資でも100万円からとなっています。個人投資家から100万づつ集めれば500口集まれば5億円ですので、IPO予備軍のユニコーン企業に対しても十分意味のある投資になります。

  • 最長5年の中期投資

ファンドの契約期間は5年となっています。投資してから2~3年以内でIPOしそうな会社を狙って投資するので、それまでにイグジットした場合は早期償還の可能性があります。

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2022年年初の時点での対面販売での投資実績をみるとすでに投資企業ではイグジットが4社あります。そのため早期終了済みになったものもありますし、イグジット発生後もまだ運用している場合もありますね。とはいえ5年の契約期間で、すでに投資先がイグジットしている実績があるのは頼もしいところです。

社名を見ても多くの方が知っている「SpaceX」など、普段日本ではなかなか投資できない企業に投資できるチャンスがあるというのも分かります。

一方で、これだけの投資先ですので低額と言っても最低1口100万から、比較的余裕資産がある人向けの投資になりそうです。

HiJoJo Partners

投資余力があればあるほど、こういった上場手前のユニコーン企業にも投資できる機会が増えるというのは、やはり投資余力はあればあるほどいいと実感します。

インターネット販売ファンドの実績は2022年2月のこの記事を書いている時点では3社あります。

TRILLER(エンターテイメント系)、Dataminr(ビッグデータ系)、Eat JUST(代用肉系)。いずれも事業内容・規模ともに期待できる有名な企業ですが、そのうち一番最初の募集となっていたTrillerは上場を発表しています。2021年7月に募集終了で同じ年の12月に上場発表ですので、実に5ヶ月でイグジットとという成果を上げていますね。なお上場は直接上場ではなくNASDAQ上場のSeaChange Internationalと逆さ合併して上場となるようです。

HiJoJoユニコーンファンドの良いところ、悪いところ

個人投資家目線でHiJoJo Partnersの良いところと悪いところを見ていきたいと思います。

  • ファンドへの投資は100万円から、最長5年の中期投資

まずは1口100万円という部分をどう感じるか?また最長5年という期間を長いと見るか短いと見るか適正と見るかですね。個人的には100万円は個人投資家勢にとってはやや大きめの投資かと思いますが、投資対象がユニコーン企業という拡大実績のある企業ということで、これぐらいは受け入れないと投資できないと見ています。

5年という期間も適正と言えますね。こう考えると株式投資型クラウドファンディングなどでは5~6年でイグジット目標をマイルストーンで書いていますが、あれは時期尚早感が強くなりますね。

  • 一度投資したら「ほったらかし」スタイル

HiJoJo PartnersのHiJoJoユニコーンファンドでは、最初のファンド募集時の購入判断・申込みが完了してしまえば、後はファンドが終了するまで放置です。これも投資スタイルによって好き嫌いが分かれそうです。手持ちの資金をぐるぐる回して投資したい人もいれば、普段は余計なことはしたくない人もいるでしょう。

個人的には普段の頻繁な投資資金は用意しておいて、それでもまだ余剰資金が余っている人に投資先の一つとしてオススメしたいと思います。上場前の世界的なユニコーン企業に投資できる機会というのは、ネット上でしかも1口100万からというのはあまり聞いたことがなく、機会がなかった方にも投資チャンスがようやく来たという感じでしょうか?

HiJoJo Partners

全体的な感想として、今まで個人投資家が出来なかった投資が出来るというのがHiJoJo PartnersのHiJoJoユニコーンファンドの特徴かと思います。投資の武器はたくさん持っておいたほうが良いというのが私の持論でもありますので、投資先の価値としては非常に高いと感じます。

まずは投資家登録して募集ファンドで魅力的なものがでてくるのか待ちたいところです。