クラウドファンディングの分類の中でも「貸付型・融資型」に属するサービスを提供している業者さんが一番乱立している印象です。古くからあるものや新しい業者、それぞれ独自の特徴を用意していたりしますので、自分との相性を考えて比較したほうが良さそうです。

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このページでは「貸付型・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)」サービスを提供している業者のそれぞれの特徴や、実際に口座開設してみて利用したサービスの印象などを紹介致します。

これから貸付型・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を利用してみたいという人の業者選びの参考になればと思います。

【貸付型・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)掲載事業者リスト】

バンカーズ

バンカーズは2020年サービス開始の比較的新し目の融資型クラウドファンディングサービス。前身企業は「泰平物産株式会社」 という老舗貸金業。貸金業としての歴史に新しい風を吹き入れ、第2創業期としてスタートしている。

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元貸金業の実績からか「商業手形ファンド」と名の付いた案件が多い。ノンバンクが形を変えてサービスを運営している印象が強い。

サービス名 バンカーズ
運営会社 株式会社バンカーズ
サービス開始年 2020年
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3216号
貸金業 関東財務局長(13)第00077号

「主な特徴」

  • 貸金業としての長年の実績からか?サービス開始時から案件数が豊富
  • 期待する利回りは他社よりやや低めも、その変わり堅実なビジネスへの投資が多い印象。
  • 前身は老舗貸金業(45年の実績
  • 楽天ポイント導入でポイント投資も可能

新しく出てきたサービスだが、前身の影響もあり堅実な案件が多く、サービス開始時から案件数も豊富で募集実績も一気に積み重なっている。さらに楽天ポイント導入など、新しい仕組みの取り入れにも積極的で、今後のさらなるサービス拡充にも期待できる。2024年現在、4年事業を継続中で益々実績と信頼感を築いている。

新しく始まった融資型クラウドファンディングの中では非常に期待が高い印象。

2024年9月~11月までタイアップキャンペーン中!期間中の新規会員登録で選べるeGift2,000円分プレゼントです。

 CAPIMA(キャピマ)

CAPIMA(キャピマ)はアバンダンティアキャピタル株式会社が提供する融資型クラウドファンディング。一般の方に投資をもっとオープンにということでスタートしているやや新興企業。案件のフットワークの軽さが特徴。

案件を見るとバラエティ豊かで事業開発系が多い。太陽光発電、食品事業、不動産事業など手広い。都心から地方部まで場所も様々。もともとの特定の投資先のつながり(バックボーン)は少なそうな為、新規発掘力が肝心で、そういった部分に期待したい。

サービス名 CAPIMA(キャピマ)
運営会社 アバンダンティアキャピタル株式会社
サービス開始年 2022年
入金システム デポジット式
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第3347号
宅地建物取引業:東京都知事 (1) 第107825号

「主な特徴」

  • 比較的新興系の融資型クラウドファンディングサービス
  • 利回りは案件によって幅広い4~8%程度。投資期間は概ね1年が多い。
  • 出資単位は1口1万円、10万円など案件によって異なる。抽選・先着の形式も案件による
  • 様々な事業開発の案件とバラエティ豊か

リゾート開発、不動産開発、太陽光開発、フードロス事業など、出てくる案件はバラエティ豊かで、その案件内容によって申込みの一口の金額や、申込み方式(先着・抽選)も異なってくる。一つ一つの案件が傾向が大きく異なってくるので丁寧にスペックを考えて出しているように伺える。

CAPIMA(キャピマ)

新規キャンペーン実施中!2023年12月末まで。掲載サイトからのリンクにより新規口座開設、登録時の招待コードにキャンペーンコード「CAPIMA2305」を入力で適用完了。かなりお得な状況。

Funvest

Funvestは大和証券グループとクレディセゾングループの2社が出資したFintertech株式会社が運営するクラウドファンディング・プラットフォーム。証券会社とクレジットカード会社の長年の経験を活かした案件創出が特徴。

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2022年にサービススタート。想定利回り2~3%中心のラインナップで銀行預金よりもリターンが高く、株やFXといった取引よりも安定したミドルリスク・ミドルリターンの選択肢を用意。

他のクラウドファンディング事業よりも案件選別の目が証券会社出身ということで厳しい。「質の高い借り手」が特長。さらにクラウドファンディングの特長の一つでもあるSDGsや社会貢献に繋がるという視点からも案件を厳選している。

サービス名 Funvest
運営会社 Fintertech株式会社
サービス開始年 2021年
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3249号
貸金業登録番号 東京都知事(1)第31772号

「主な特徴」

  • 大和証券G、クレディセゾンGが出資する資本力。案件選別力
  • 利回りは2~3%程度でクラファンの中では中程度、案件の信頼性・安全性には自信ありそう。
  • 出資単位は10万以上からなどやや高め
  • 海外投資、不動産投資、事業投資などバラエティ豊か

やはり大和証券グループ、クレディセゾングループが関わっているというのが大きな特徴で、他社よりも安定性の高い借り手が特長。その分、想定利回りは2~3%と控えめ。スタート時はキャンペーンも豊富に行っているので、少しお得感が高いので頑張っている時にいい思いをしたいところ。

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安定度の高い借り手を意識すると、やはり大手の不動産事業やすでに証券会社が目をつけている海外投資事業がメインになりそう。

Funds

Funds(ファンズ)貸付先に名のある大手企業が多いのが特徴。既に出来上がっているビジネスに貸付投資するイメージ。投資することで優待があるものも多い(人気が高い)

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魅力的なのは上場企業など安心できる投資先に貸付できる案件が多い点。ただ、知名度の高い案件は大人気なので申込みが殺到する。抽選方式になっていて平等抽選。比較的新しくサービスを開始した中では注目株。

案件投資先には、すでに事業として分かりやすく安定感を求めている方にオススメ。

サービス名 Funds
運営会社 ファンズ株式会社
サービス開始年 2019年
入金システム デポジット式
入金先銀行口座 みずほ銀行
登録番号 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3103号

「主な特徴」

  • 「Funds優待」という投資特典を提供しているものあり(小売やサービス業に多い)
  • 上場企業や知名度の高い企業が貸付先に多い。投資先が分かりやすい
  • 1円から1円単位の投資可能
  • 投資家の手数料負担は無料
  • メルペイを使った投資が可能
  • 預り金方式(デポジット方式)、再投資などがしやすい

期待利回りは若干低めも、投資先の安定感が魅力。さらにFunds優待で利回りにプラスしてお得を享受できる案件もあり。多くがすでに出来上がったビジネスに貸し付けるイメージなので、投資先が分かりやすい。

貸付投資のFunds(ファンズ)

2019年にサービスを開始したが、他の貸付型クラウドファンディングとは一線を画する投資先の安定感が大きな特徴。

AGクラウドファンディング

AGクラウドファンディングはアイフル子会社の運営。もともとFundsでアイフルが案件を出していたので、スピンオフして自分で始めちゃった印象が強い。

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2021年にサービススタート。最初はアイフルファンドから。貸金業に貸し付けるという分かりやすいのか、分かりにくいのかよくわからないが、東証プライム上場の歴史のあるアイフルなので安心感が違う(貸し倒れは非常に起きにくそう)。

利回りは低めだが、Fundsに出していたときよりは上げているので自社で新規にすることで中間コストが省かれた模様。

サービス名 AGクラウドファンディング
運営会社 AGクラウドファンディング株式会社
サービス開始年 2021年
入金システム デポジット式
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3272号

「主な特徴」

  • 貸金業者大手のアイフルグループが運営する貸付型クラウドファンディングサービス。
  • 低利回りも安定感が売りか?銀行預金よりも高い利回りをアピール

銀行預金にお金が眠っているけど、少しは高い利率でお金が回転して欲しいという方にピッタリのサービス。利回りは低いが、元本はかなり安心感がある。リスクは東証プライム上場のアイフル倒産レベルの低いものとなっている。

AGクラウドファンディング

Fundsからスピンオフして登場したイメージも強く、今後も中間コストを省いた案件を矢継ぎ早に出しそう。

クラウドバンク(Crowd Bank)

クラウドバンク(CrowdBank)はサービス開始年が2013年という古株。

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長く運営しているということで安心感があるでしょう。同じ融資型クラウドファンディング事業では、同様に古くからスタートした会社がサービス終了や不祥事などの事件もありました。そんな中、引き続き運営が続いていることが大きな安心感がある特徴です。「待つだけ資産運用」がキャッチコピー。投資先は海外事業が多そうで、他社と比較して設定利回りも高めです。

なお、運営会社は証券会社(第1種金融商品取扱業者)で、2種業者よりも、さらに厳しい規制の中で運営しています。

融資型クラウドファンディングでは最初に利用してみたいポジショニングを確保していますね。

サービス名 クラウドバンク
運営会社 日本クラウド証券株式会社
サービス開始年 2013年
入金システム デポジット式
入金先銀行口座 みずほ銀行
登録番号 第一種・第二種金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第115号

「主な特徴」

  • サービス開始2013年の古株で、サービス停止する他社がいる中の生き残り
  • 運営会社は第一種金融商品取引業者の証券会社(資本などの規制が厳しい)
  • 北米地域などの海外投資案件が多め
  • 実績が長いため、多くのテーマから選ぶぐらい案件豊富
  • 期待される利回りも高めで、平均7%程度の実績という高利回り

サービス運用歴も長く安心感もあり、さらに利回りも高めという業界標準の標的とされるようなサービス。担保設定されている案件も多く、安心感が高い。北米地域などに安定した投資先案件がありそうで、今後も期待できるサービスとなっている。

クラウドバンク

融資型クラウドファンディングを始めてみるなら、とりあえずの開設口座としてオススメ。クラウドバンク(CrowdBank)を利用してみて、中身を他社を見比べるとサービスの違いを感じ取れやすそう。

COOL

COOLは2019年にサービススタートも1件成立後、サービス停止状態が続く。2020年に再開され、現在はZUUグループの傘下として融資型クラウドファンディング部門を請け負っている印象。まだ実績としては物足りないため、今後着実に実績を伸ばしたいところ。

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金融メディアとして実績のあるZUUグループのため、情報の伝達力が高く案件の透明性が良い

サービス名 COOL
運営会社 株式会社COOL
サービス開始年 2019年
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号

「主な特徴」

  • 金融メディアZUU(マザーズ上場)の傘下、メディアらしい情報の活発な発進が魅力
  • 比較的短期間(1年以内)の案件が多く、デポジット型と合わせて再投資しやすい。
  • 保証付き案件も豊富(日本保証と業務提携)
  • 安定性の高さから不動産案件が多い印象

ZUU傘下になってからは比較的「短期」「安定」で回転して案件を増やしていく印象。まだまだ案件実績が少ないが、回転数を増やして実績を積み重ねたいところ。

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ZUUは金融メディア以外にも、金融商品扱いにも積極参入。融資型クラウドファンディングの他に、株式投資型クラウドファンディングも扱っており、クラファン参入に積極姿勢。

ただ、金融メディアで他の金融商品を紹介する中、自社でも積極的に扱うのは、どうしても自社のサービスを贔屓目にしてしまうジレンマを抱えていそう。

LENDEX

LENDEX は不動産なら東急リバブルと業務提携するなど、案件の選定力や担保力をしっかり確保している点が大きい。多くが短期間の案件で不動産投資でぐるぐる回すのに向いている印象。

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多くが「不動産担保付き」「保証人付き」案件で担保設定に強み。1年以内の運用期間で利回りが高いものを豊富に用意。

サービス名 LENDEX
運営会社 株式会社LENDEX
サービス開始年 2017年
入金システム デポジット式
入金先銀行口座 PayPay銀行
登録番号 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第2460号
貸金業登録番号 : 東京都知事 (2) 第31631号

「主な特徴」

  • 案件はほぼ不動産案件。不動産取引の大手、東急リバブルと業務提携が強み
  • 利息は毎月分配で成果が早い
  • 担保設定してリスクを抑えている
  • 1年以内の短期投資が中心で回転力あり
  • 不動産の評価に対しては、自社査定と第三者査定を比較してファンド組成

東急リバブルとの業務提携がアピールされているように、ほぼ不動産に投資するソーシャルレンディングと見ておきたい。利回りは7%超えなど結構高いものが多いのも特徴。また1年以内の運用期間、毎月分配と見どころは多い。

LENDEX

高利回り、短期中心、案件も豊富と字面で見ると魅力的な内容が多い。担保設定の仕組みも東急リバブルブランドで安心感を与える。この内容でサービスがあると、他社の同程度の利回り案件が霞んで見えるが、リターンが高いからには多少リスクが高いというのが常識とみて投資したい。

Pocket Funding

Pocket Fundingはまさに沖縄に投資する融資型クラウドファンディング。

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沖縄発のソーシャルレンディング事業で、もちろん投資先も沖縄。

サービス名 Pocket Funding
運営会社 ソーシャルバンクZAIZEN株式会社
サービス開始年 2019年
入金システム デポジット式
入金先銀行口座 みずほ銀行
登録番号 第二種金融商品取引業 沖縄総合事務局長 (金商) 第10号

「主な特徴」

  • 沖縄の不動産を運用するファンドが多い
  • 過去の案件などが分かりづらく、情報開示に関しては問題点も感じる。

融資型クラウドファンディングを通して沖縄投資してみたいという人を選ぶ印象があるサービス。沖縄大好きというかたにはピッタリ。時折、沖縄にそったプレゼントキャンペーンなども行っている。

Pocket Funding

ほぼ沖縄専門クラウドファンディングと言っても良いか?国内でも特異な地域に投資したい方に。

マリタイムバンク

マリタイムバンクは日本初の船舶クラウドファンド。他社とのサービスの違いは投資対象が船舶投資。なかなか素人には参加しにくい分野でロマンもあり面白さもある。

何よりも取り上げたい部分は、ソーシャルレンディングで船舶に投資するならここ以外に見当たらない点。

サービス名 マリタイムバンク
運営会社 日本マリタイムバンク株式会社
サービス開始年 2022年
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 不明(案件により異なる)
登録番号 第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3308号 貸金業者 東京都知事(1)第31818号

「主な特徴」

  • 日本で唯一の船舶投資のクラウドファンディング事業
  • 投資している船舶の運行状況や船舶の概要や写真も確認できる。
  • 船舶投資ということでロマンも感じる内容
  • 運営はもともと船舶投資のプロ集団。ソーシャルレンディングの仕組みを活かして小口に開放

他社のソーシャルレンディングサービスと大きく異なるのは、やはり「船に投資している」という点。船舶投資に特化していることから専門的な難しいこと(海事法や船舶登記、抵当権設定、保険など)もプロ集団が対応してくれる。公式ホームページのブログでは船舶に関する業界ネタがたくさんあるので、それを読むだけでも楽しいし専門知識が手に入る。

マリタイムバンク

小口化することで普通なら投資は難しい船舶ビジネスへの投資なので、他のソーシャルレンディングとは違った楽しみも味わえるのが魅力


貸付型・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)はどのサービスでも

「銀行金利<貸付型・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)<株・FX取引」

としてリスク・リターンを紹介しているところが多いですね。その中間部分にある投資の中でもそれぞれ特徴や得意な分野が異なりますので、あなたにあったサービスが見つかると良いですね。