共和コーポレーション(6570)のIPO新規上場情報

東証2部案件。アミューズメント施設は古いイメージでIPOらしくない。上場に今更感を感じる。
売上げは横ばい微増に見えるが、利益が伸びている不思議。

東証2部案件でしっかりした内容で、割安性が認められるなら、とりあえずは吸収金額も小さいためそこそこな発進となるか？

上場日の他のIPOとの重なりとは注意したい。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

アミューズメント運営会社のIPOは今更感で注目度は低い。
しかしながら3月IPOラッシュ時の単独上場は好材料と言えそう。

IPOの地合いが良ければ東証2部上場銘柄でも問題ない雰囲気。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年3月度、連結予想EPSは135.05円。
想定価格1,430円から計算される予想PERは約10.59倍。

低成長だが、予想PERでしっかり割安感を演出。
価格設定だけ見れば既存の上場会社と比較してプラス材料。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約10.6億円（想定価格ベースOA分含む）と小型～中型IPO、
上場市場は東証2部市場、主幹事は野村證券。東証2部上場としてはかなり小型感がある。

公募売出比やオファリングレシオに関しては通常の範囲。
既存株主にベンチャーキャピタルの名前は見当たらず、地場の銀行などからの融資など昔ながらの印象。
ストック・オプションの未行使残は行使期間が2019年からとまだ先で気にならない。

需給面を見ても問題になるところはなさそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ゲーム関連はスマホゲームは、家での据え置き型ゲームに大分パイを取られている状況で、
アミューズメント施設は、もう少しブームの火付けとなるような新商品が欲しいところ。

逆に言えば下火なのは皆が分かっているので、今買えば株価が安い時に買えるとも言える。
一応は現状安定的な業績となっている。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

第一印象ではアミューズメント施設運営の上場でつまらないと感じたが、
思惑だけで上場するスマホゲーム株より、どっしりとしたIPOで好感が持てる。

また東証2部上場にしては吸収規模が小さいので、いつもとは違って意外高の可能性もある。

目論見書やIPO状況を見ていて、第一印象の悪さが大分取り払われたので、
ここは最初の微妙CスタンスからBスタンスへの変更で評価する。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です