ベイシス(4068)のIPO新規上場情報

携帯電話やインフラ系構築保守など。５G関連。JTOWERがIPO後ぐんぐん伸びているのはIPOファンなら承知で期待度の高いビジネス。

今後、色々なビジネス展開で必要なインフラとなるため需要はかなり高そう。また保守まで考えると長期的にも安泰か？

想定価格や吸収金額をみても買い易さがある。気になるのは同時上場の影響ぐらいか？逆に初値が安くなりそうなら事業的な需要や成長の期待度からセカンダリー案件の可能性も。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ITインフラ系企業。５G関連、企業のDX化・テレワーク普及などテーマ性は非常に高い。
最近のIPOでJTOWERが盛り上がったこともあり注目度は高そう。

4社同時上場でも注目度で最右翼と見る。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2021年6月度、単体予想EPSは127.46円。
想定価格1,960円から計算される予想PERは約15.38倍。

業績堅調で、これから更に需要や期待がかかる事業と思えば、
かなり割安な価格設定に見える。みずほ証券の価格設定はありがたいところ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.86億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はみずほ証券。

売出株式比率43.8%と公募売出は若干公募が多い程度。オファリングレシオは標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資は微量。ロックアップもきつめで上場後の売り圧は低め。
ストック・オプションの未行使残は240円で76,000株とこちらも気にするほどではない。

需給面も悪くなく、4社同時上場で強弱別れれば、ここが注目される可能性は高い。
むしろ2日目に行った場合の需給がどうかで考えたい。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ITインフラ系の企業の需要は高く魅力は高い。今後様々な分野でのインフラとして活躍しそう。
やはりハードが先にあってのソフトなので、こういった企業には先んじて投資しておきたいところ。

設備投資マネーが流入するタイプの企業と見て、先行投資したい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

買疲れのでる上場ラッシュ後半の4社同時上場で最注目されそうなIPO。
例年上場ラッシュ時のIPOは2極化が進むと見れば、こちらは強い方で結果を出すか注目したい。
勢いが確認されれば2日目突入まで。

公開価格から逆算すれば5,000円を意識したスタートになるか？

最終評価はA評価とするが、さすがに上場時期での割引は必要と考え8点のA評価とする。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です