ビートレンド(4020)のIPO新規上場情報

小売向けの「スマートCRM」システムを提供。導入事例の会社群を見ると、アプリや会員登録などした会社が出てくるのでかなり使われていそう。最近多いSaaS関連で収益率高い。

業績も順調に伸びて推移。

IPOスペック的に枚数少なく、需給面でも高騰要素を含む。

文句なしのA級案件と言えるので、後は5社同時上場で初値がどう転ぶか。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

顧客クラウド管理システムでIPOでは注目度の高い花形産業。
売上とともに利益も加速するビジネスモデルのSaaS関連。

大手企業への導入事例も豊富に紹介されており、
注目度はかなり高くなりそう。同時上場でも強弱で「強」となる銘柄の一つ。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年12月度、単体予想EPSは69.97円。
想定価格2,680円から計算される予想PERは約38.3倍。

業績の伸びはよく売上の伸びを考えれば成長性はまだ高いと考えれば、
割安感を意識していい水準。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.67億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はみずほ証券。

売出株式比率51.4%で公募売出ほぼ同数。オファリングレシオは標準範囲。
公募売出し総数で2000枚以下のプラチナチケット案件。

ベンチャーキャピタルからの出資は意外にも少ないのも好感。
ストック・オプションの未行使残も350円行使で目立つほどではない。

需給面では初値高騰できるプラチナチケット系の一言。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

小売店などへのアプリなどで導入事例が多く、利用したことがある人も多いかもしれない。
私も「島村楽器」「一蘭」などでしれっとアプリ入れさせられて管理されている（笑）

利用者も導入会社も手軽に運用できるスマートCRM。
一人一台スマホを持っている時代には、小売店はこういったシステム導入が必至なのかもしれない。
個人的には顧客が気軽に登録できてしまうのがメリット強いと感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

IPOスペックで見るとプラチナチケット案件。
5社同時上場でも強弱の強で初値も強みを見せそう。

地合いが良ければ3倍以上にもなりそうで、やや値ガサであることから1枚あたりの利益が大きくなりそう。

枚数が少ないので、是非豪運を発揮して手に入れたいIPOの一つ。

初値は2日目に行く可能性を考えれば、17日の同日上場よりも
翌日上場銘柄まで考えて初値2極化の影響を考えたい。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です