ジェイック(7073)のIPO新規上場情報

人材紹介サービスに教育も行う「教育融合型人材紹介サービス」。企業研修サービスも。
「ニートの就活」など就労支援を行っているのが特徴的。
「7つの習慣」や「原田メソッド」など全ての人に対して受け入れられるのかは疑問。

IPOとしては値ガサで枚数が少ないプレミアチケット系。
業績の伸びも良いので、初値が伸びやすいタイプになる。

初値受けしやすいが、長期的には何かボロが出そうな気がしないでもない。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

枚数1500枚以下のプレミアチケット系IPO。
さらに値ガサであるため1枚あたりの振れ幅も大きく好みの層は多い。

業種に関しては教育系ということで、様々な評判が出やすい。
この銘柄は需給に尽きるといった印象。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年1月度、連結予想EPSは270.02円。
想定価格4,610円から計算される予想PERは約17.07倍。

売上利益ともに順調に伸びていて、価格設定は妥当なところ。
値ガサで枚数少ないとなれば分割期待などで盛り上がる可能性。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.57億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募と売出はぴったし半々。売り出し元は社長からのみ。
オファリングレシオも標準範囲で問題なし。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。既存株主構成もよくロックアップもきつい。
唯一ストック・オプションの未行使残が637～982円で8万株程度行使期間に入っている。

公募株の希少度が高く、上場時の需給は非常に良い。初値は吊り上がりそうだ。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

働き方改革など政策テーマにも一致する就労・教育支援系企業。
中身に関してはよく分からないが、事業としての魅力は高い。

すでに30期近く来て伸びていることや、地方実地展開を加速させる流れというのは評価できると感じる。
TKPが大株主なのはセミナーや研修でよく使うのだろうか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

久しぶりのプレミアチケット系銘柄。
公募取得は非常に困難だが、うまくいけば初値高騰演出で久しぶりにIPO初値活況が見れる可能性。

それなりに歴史のある企業だが、教育系で評判が大事と思えるところに続いていることを評価。
現状で伸びているというのもプラス要素の印象。

上場後の売り圧力など問題になるところも少なく、セカンダリーで上値追いで動意づく可能性は高い。
非常にハイリスクな流れが見られる確率が高くなっている。

手に入ればかなりの利益が約束されそうで、総合評価はA評価とします。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です