ソフトバンクのIPOに向けて、ネット証券ではIPOでNo.1とも言えるSBI証券の戦略を考えてみたいと思います。

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SBI証券ネット証券でIPOの公募取得を狙うなら、無くてはならない証券会社です。

証券会社別のIPO割当、幹事実績年別グラフ

過去の幹事証券実績を推移でまとめたグラフを見れば一目瞭然ですが、IPOの取扱に強く幹事証券に何年も取扱数でNo.1の実績を残しています。ここ最近はさらに取扱数で伸びています。

なお、配分される枚数も多めで、主幹事でなくても副幹事としての実績も高いです。

口座数もネット証券では最大といえる証券会社なので多くの人が口座を持っていると思いますが、まだ口座がなかったという人は開設しておきましょう。

※郵政IPOのときには叶わなかった、主幹事選定となっています。俄然注目度は上がっていますね!

SBI証券のIPO戦略はハイブリッド型で特殊

SBI証券でIPOの公募当選を狙うには二通りの攻め方があることをしっかり理解しておくことです。

  1. 資金量勝負(申込数によって当選確率が上がる)
  2. ポイント利用勝負(ポイント利用の高い人から当選)

SBI証券は他のネット証券で平等抽選を謳うところに対して、優遇処置の強い証券会社です。そのため、他の証券会社よりも戦略性が必要になります。まずは、差し当たっての申し込むIPOに関して「1.資金量勝負で行く」「2.ポイント勝負で行く」のどちらかを選択したいところです。

常套手段としては他の証券会社の申込が済めば、後はSBI証券に手持ち資金を集めて目一杯申し込むことで、資金力勝負を上手に活かすことができます。しかしながら、上には上がいる投資の世界なので一筋縄では難しいことも理解しておきましょう。

今回のソフトバンクのIPOに関しては、資金力がある人は当然のごとくSBI証券でも当選を狙ってくるでしょうが、問題はSBI証券が複数セット配分をするのかでしょう。これはSBI証券への配分量が定まってから検討したいですが、枚数が規格外になることから複数セット配分の可能性もあると考えています。

ソフトバンクIPOに対するIPOチャレンジポイントの攻め方

IPOチャレンジポイントの利用に関しても迷う人が多いでしょう。まず「使うのか?使わないのか?」、そして「どの程度のポイント利用が効率がいいのか?」です。

今回のソフトバンクIPOは枚数がかなり多いと思いますので、IPOチャレンジポイント利用での取得はかなり用意になりそうな予感があります。ですので「使うのか?使わないのか?」初値予想次第になりそうです。

お祭りIPOになりそうですので初値予想はメディアでいろいろ言われるとは思いますが、個人的には「お祭りIPOは買い」目線で考えています。後は1枚あたりどの程度伸びるかは、事前の需要観測や割安感などが見えてきてからになります。

IPOチャレンジポイントを利用すると決め込んだ人は、ポイント利用のボーダーライン(当選ライン)が気になるところかもしれませんが、正直規格外のIPOに関しては過去の経験則が当てはまりにくいと思います。

今回に関してはポイント利用でのセット配分予測が大事かなと感じます。枚数が大量なら300~500株セットでポイント当選となるかも知れません。それならポイント利用効率を考えても、そこそこポイントを投じて勝負できるのではないでしょうか?

※近頃はキャンペーンなどでIPOチャレンジポイントのインフラが進んでいます。多くの方が、簡単に50P程度上積みされている状況というのは頭に入れておきたいです。

しかし、なかなか他のIPOが当たってなくてソフトバンクが欲しい!という人にとってはチャンス銘柄かもしれませんね。

なお、IPOチャレンジポイントを貯めるにはIPOに申し込んで落選することで1P貰えます。コツコツと貯めなければなりませんので、SBI証券のIPO戦略はとにかく落選でも申し込んでおきたいです。だから、早めの口座開設が必要となります。


SBI証券はネット証券の中では複数セット配分の可能性もあるので、今回のソフトバンクIPOでは注目度は高いです。郵政IPOの時は政府の広く浅く配分が望ましいということを考えると、一歩譲る感じでしたが、今回は当時よりは優先度の高い証券会社だと感じています。

ただしSBI証券はソフトバンクのIPOだからというわけでなく、全IPOに強い証券会社ですので、普段から注力すべき証券会社です。今回はソフトバンク自体にどの程度評価ができるか?が申込の強弱を変えるきっかけと言えそうです。

個人的にはソフトバンクは超巨大といえど評価できる銘柄になるとは思っています。