ブロードバンドセキュリティ(4398)のIPO新規上場情報

ネットセキュリティ関連で需要高く、業績好調。
JASDAQスタンダード上場、幹事団が2社（みずほ・SBI）。
単価が安いため、枚数がそこそこあり当選はしやすい。

上場前の投資元をみても、企業からはそこそこ期待の掛かっている会社と感じる。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

社名が「ブロードバンドセキュリティ」と直球、年々必要性が高まっている分野。
IPOでも情報セキュリティ系は人気が高い。

単価も安く9月IPOラッシュでは注目されやすい環境。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年6月度、単体予想EPSは35.72円。
想定価格800円から計算される予想PERは約22.4倍。

なんと仮条件は引き下げとなっており、値付けミス？も感じるほど割安感を出している。
不安要素があるのか心配になるかもしれないが、ここは素直に安くなるならありがたいと思いたい。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約6.44億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場はJASDAQスタンダード。主幹事はみずほ証券。

公募売出比は４：３で公募が若干多い程度。オファリングレシオは適正水準。

筆頭株主にSBIインキュベーションなどSBI系が既存株を占める。
その他、関係会社系の保有も多くロックアップは掛かっていないがすぐには手放さないか？
SBI系の大株主が1.5倍のロックアップ解除で追加売を懸念したいところ。

ストックオプションの未行使残も行使期間に入るが行使価格が800円と高めで多少の安心感。

やはり大株主の1.5倍のロックアップ解除は気になるポイント。
枚数が多く換金売りの可能性も高いだけに高値からは売りに警戒したい。
公開価格では割安感も感じ、需給面では問題ないだろう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

情報セキュリティの必要性は年々高まりを見せており、業種は魅力あり。
しっかりとした売上増加の業績も魅力を感じるところ。上場会社になることで安心感のメリットもある。

こういった企業はしっかり結果を残して、上場してさらなる成長を見せて欲しいところ。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

SBI系IPOとみれるが、主幹事みずほ証券、副幹事SBI証券という2社体制での幹事団。
こういうこともあって、仮条件はやや弱気になっているか？
内容を見れば業種業績問題無しで、人気が集まりそうな感触。

枚数多く、ネット抽選でも当選可能性が高いと思うのでぜひ多くの方に
お小遣いになる銘柄になってほしい。

当選期待感も含めてやや高評価のA評価とする。
ただし、上場後高値からは大株主の売りに警戒したい。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です