やまみ(2820)のIPO新規上場情報

ジャスダックスタンダードの食料品セクター（豆腐製品）。規模も20億と中型。

IPO初値では不人気分野か？注目商品でもあれば変わってくるが、それも見えない。

既存株主は山名一族が占める。広島本社。山名氏と関係有るのだろうか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ジャスダック上場の豆腐屋ということで注目度は低い。
さらに日程的に前後にはマザーズ上場がひしめき、更に注目度は下がりそうな情勢。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年6月度の単独予想EPSは149.38円。
想定価格1,690円から計算される予想PERは約11.31倍。

約10倍程度なら割安感はあるので下値リスクは低い。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約20.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場はジャスダックスタンダード市場で主幹事はみずほ証券。

公募売出比は２：１程度で公募が多い。枚数1万枚規模。

ベンチャーキャピタルの保有が見当たらない。
またストック・オプションの未行使残もなくすっきりしている。
山名一族が上位株主を占め、筆頭株主のYMコーポレーションも山名のYだろう。

すぐに売りが出てくるような状況ではなくロックアップもほぼ持株会以外に掛かっている。

需給面では20億規模が気になるところ。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ゆるやかに業績は伸びているが、業態が業態だけに爆発的伸びは期待できない。
「豆腐」系食品は好きな人も多いと思うが、投資と考えれば別という人も多そう。

和食文化的にグローバルに行くような革新的企業でもなさそう。
魅力を見出すのは高い配当性向で株主還元できるかか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

6月上場銘柄で比較してしまうと、どうしても評価が落ちる銘柄。
特に初値に関しては、人気度・規模数など初値暴騰決定要因でマイナス点がある。

上場自体も今更感があり、何か新技術やグローバル展開など
面白い要素も見えないのが残念。

初値は公募付近で着地すれば、上等といった雰囲気とみた。

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です