フェニックスバイオ(6190)のIPO新規上場情報

バイオ系ながらすでに黒字化2期。
またマザーズのサービス業セクターという扱いで吸収金額も10億程度。
5社同時上場が悔やまれるが、以外と穴場かもしれない。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

6社同時上場の一社。バイオっぽいが一味違う部分があり黒字状態。
目新しさもあるので注目度はそれなりに高そう。

同時上場でも全然問題なしとは言えないが・・・。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年3月度の連結予想EPSは53.24円。
想定価格2,400円から計算される予想PERは約45.08倍。

どうしてこうバイオ銘柄はこういった想定価格を出せるのかが疑問。
赤字バイオよりリスクは低いのかもしれないが、成長を十分織り込まれた価格設定で割安ではない。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約11.3億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場で主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は３：１程度で公募が多い。枚数も少なめの印象。

ベンチャーキャピタルからの出資は多いが、ロックアップ対象になっており
180日or1.5倍価格解除といった条件。
ストック・オプションは行使価格が2000円なので安心材料だろう。

上場時の需給面で見るとバイオにしては10億程度と小さいことと、
しっかりとしたロックアップで1.5倍価格までは安心感があるとみて良好。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

事業を見る限りでは、それなりに利益を確保できそうなところで面白い。
一発勝負のバイオ関連ではなく、ややサービス業っぽいところがある。

マウスというのも、ねずみ算という言葉があるぐらい、下手すりゃ爆発する魅力もあるか？
他のバイオ関連銘柄と違って、泥臭そうな事業で悪い気はしない。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

個人的には面白そうと思っているが、一般的な判断では6社同時上場で迷うところだろう。
割高価格設定のため、下手をすると大きな公募割れリスクもあるので、
ハイリスク銘柄という考えもできるが、ちょっとした希少感もある。

結論としては微妙判定となるが、事業的にはバイオでは嫌いになれないので
申し込んでもいいかなと思う。どうせ枚数少ないので当選しにくいという話もある。

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です