富士山マガジンサービス(3138)のIPO新規上場情報

私も利用したことがある雑誌のネット書店経営。
定期購読するものは安くなる仕組み。
希少性で初値は高騰気配。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

マザーズ・小型・小売ながらネット販売系と三拍子に近い銘柄。

7月IPOの先陣を切る銘柄となり上場日は注目されそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年12月度の単独予想EPSは102.37円。
想定価格2,650円から計算される予想PERは約25.9倍。

やや波のある業績推移なものの急成長の余地あり。
ただ、高PERで割高感がある点には注意。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.47億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はみずほ証券。

公募売り出し比は1:1.3程度でやや売出が多い。枚数1,800枚程度とプレミア級。

ベンチャーキャピタルの推定保有数は481.3千株程度と公募総数に比べて多い。
さらに2社にはロックアップが掛かっておらず、確実に売り抜け材料になる。
割合的に大きいために注意しておきたい。

ストック・オプションに関しては上場後すぐに行使できる株数は少なめとなっている。
ただし200,500円と非常に安い価格でそれなりの枚数が総数であり。

需給面は抜群だが、V.C.などの売りをこなして、
どこまで上がるかを見ないと、思わぬところで急落被害を受けそうな銘柄。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ビジネスモデルは定期購読によって、確実な配送と割引といった利用者に確実な利点があることで分かりやすい。

上場企業となることで宣伝などで知名度が上がれば、さらに購買数が増えると感じる。
部数が増えれば、割引も更に出来ると考えられ魅力は高い企業だと思う。

ネット版の配信モデルもあり、インターネットマーケティングとしても優秀。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

個人的にも利用していたことのある企業なので、上場となると嬉しい。
語学学習や金融情報など定期購読している人はまだまだ多く、
書店よりも確実に楽に安く買える存在で面白い企業だと思う。

枚数が少ない割には幹事証券が多い。
当選難易度は高いものの是非欲しい銘柄。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です