ジョイフル本田のIPO新規上場情報

主に関東圏ホームセンター事業、全数売出
吸収規模大きめ（東証1部予定）、最近メディアによく出ている気がする。
一応、優待などの期待も出てくるか？

売出元に本田さん豊富^^

ロックアップは厳しそうだがV.C.がかなり出資しているので注意。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

どうも最近ホームセンター系の良さをアピールするTV番組が多い
そういう意味で注目度を集めたい意志がありそうだがやはり地味に感じる。

IPOとしては事業の新規性に注目度があるためホームセンターでは厳し い。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年6月度の連結予想EPSは245.8円。
想定価格2,700円から計算される予想PERは約11.0倍。

特に割安感も感じにくい微妙な設定。
個人的には半額ぐらいのバリュー価値が欲しかった。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約111億円（想定価格ベースOA分含む）の大型IPO、
上場市場は東証市場未定（1部or2部）。主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券。

筆頭株主が三菱系V.C.で8109.8千株。
ただしロックアップは180日と期間を見てもきつ目に掛かっている。
また価格による解除の取り決めもなさそうだ。

・ストックオプションの未行使残高の状況

ストック・オプションの未行使残高はなし。

もともと全数売出のIPOというのもあるが既存株主の更なる売りに対しては
圧力は上場後直ぐにはなさそう。

ただし全数売出の大型IPOという点で、やはり需給面では厳し目に受け 取れる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ホームセンターという業態は分かりやすくて馴染みがあるが、
新規出店あたりしか伸びる要素を感じないところは魅力に欠けると感じる。

大型店舗を活かしたなにか新しい施策で伸びていれば良かったのだが…

ジョイフル本田という微妙な名前と売上高業界7位という微妙な立ち位置も引っかかる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

正直なところIPOでは魅力に欠ける銘柄。
特にホームセンター事業はあまり成長性を感じないため割安感が欲しかったところ。
しかしながら売出価格をなるべく高くしたい意図も感じられ残念。

公募付近の決着となりそうと考えれば、積極的に公募で取得する必要はないと感じる。
上場後の要素すれば優待新設、1部なら指数買いなどの買い要素はある。
ただそれも上場後の安くなったところで検討で十分だろう。

全体考察
総合得点は4点で、私のBBスタンスはC評価です