株主優待クロス取引に利用したい証券会社は基本利用として4社あります。
この4社をそれぞれの特性に合わせて、上手く使い分けることでより株主優待クロス取引を手数料を有利にまたリスクも少なく計算して取引することが可能です。

その4社とは

松井証券auカブコム証券GMOクリック証券SMBC日興証券 の4社になります。

それぞれに株主優待クロス取引に使える強みと弱みがあります。

その強みと弱みについて詳しく解説しながら活用方法を探っていきたいと思います。

※証券会社をそれぞれの特徴に合わせて使い分けることは、より良い投資環境に大切です。証券会社の独自規制に良い売買ができない銘柄があった場合など、他の証券会社で取引可能な場合もあるので、できる限り多くの証券会社を用意しておいてリスクを分散させるほうがいいでしょう。



松井証券

一般信用売り建て可能銘柄豊富、ボックス手数料体制でお得!株主クロス取引に対してオールマイティな良い特徴があり、まずは松井証券で始めるのが吉

    強み

  • 一般信用売建て取り扱い
  • 現物・信用を合わせたボックス手数料体制で手数料節約
  • 10万以下の約定代金なら手数料無料
    弱み

  • 一般信用は規制で優待権利日が近づくと売買不可になる場合も

優待クロス取引は1日に複数の銘柄を取引するのでボックス手数料体制は、手数料節約になりありがたい。また一般信用の売建取扱銘柄も豊富で、逆日歩を心配しなくていいので安心感がある。まずは松井証券で株主優待クロス取引を始めてみるのが一番いいと考えられる口座。

弱みでいうと証券会社の規制で、一般信用売建てが不可になる場合もその時は他の証券会社にするか制度信用で取引するか考えることになる。

いずれにしても、まずは松井証券で初めて見ることをオススメする。


auカブコム証券

一般信用売り建て可能銘柄数が最大というのが一番の特徴。残数表示で分かりやすいが、その分人気銘柄は抽選になり取得合戦もある。使える口座だが取得合戦には、早めのリサーチなど対策が必要。

    強み

  • 一般信用売建て取り扱い銘柄最大
  • 取引数など優遇処置で手数料が大幅削減
  • 弱み

  • 一般信用売建は抽選争奪戦になり手に入らない可能性も

一般信用売建て銘柄数が最大のauカブコム証券は、もちろん一般信用を使いやすいのがメリットです。ただしその事が人気なので争奪戦になります。特に優待権利日が近づくと顕著です。

早くから優待銘柄をウォッチして一番いいタイミングでクロス取引が出来るやや玄人向けの口座と言えます。


GMOクリック証券

GMOクリック証券の特徴は信用取引の手数料が安いところです。1約定で~105円とシンプルで手数料計算がしやすいです。また株主優待を適用することでキャッシュバックされるので、実質手数料が戻ってきてタダにも出来ます。

取引画面も使いやすく1日で複数銘柄を取引する株主優待クロス取引でのミスも低減できます。

    強み

  • 安く分かりやすい信用取引手数料
  • 使いやすい取引画面
  • 弱み

  • 一般信用売建は出来ない(制度信用でのクロス)

個人的にはお気に入りです。取引画面が見やすく非常に使いやすいので管理しやすいです。優待取引は数の多い3月・9月などは特に誤発注をしやすいのでGMOクリック証券のような見やすく使いやすい取引画面は助かります。

また株主優待クロス取引でとった株主優待を活かせるという点も、是非利用したい証券会社です。


SMBC日興証券

信用取引の手数料はなんと無料!逆日歩のリスクが少ない銘柄は制度信用で積極活用したい証券会社。唯一、信用取引の証拠金と、預かり金の扱いが別れているので資金効率が悪いので注意。

    強み

  • 信用取引手数料無料 
  • 弱み

  • 一般信用売建は出来ない
  • 預かり金と信用取引の証拠金の枠が別れている(資金効率が悪い)

タダより安いものはないのですが、やや資金効率が悪いといった弱みがあります。一回の取得銘柄数や約定代金が安い時は積極活用したい証券会社です。


松井証券auカブコム証券GMOクリック証券SMBC日興証券

私が優待クロス取引に利用している4つの証券会社の強みと弱みからどういった時に使いたいか?をまとめてみました。

まずはオールマイティな松井証券をベースに始めてみて、
一般信用売建で逆日歩リスクを無視したいならauカブコム証券も活用。
そして制度信用でも大丈夫そうならGMOクリック証券SMBC日興証券 を資金効率に合わせて使い分ける。

こういった感じで毎月の優待権利日を楽しんで取引してもらえればと思います。

もちろん他の証券会社を使ってもOKですが、最初にも挙げたように特性に合わせた上手な使い分けが年間を通しての収益に影響してくると思います。