2021年9月に1号ファンドの募集を開始したAGクラウドファンディング。貸付型ファンドのサービスの中でも順調にサービスが進んでいます。特にサービス開始からはキャンペーンなども相まって、毎回募集開始から一気に上限まで埋まってしまうという状況でした。
ファンド一号は上限5000万で募集、予定利回りは1.38%でした。その後アイフルファンド6号まで、上限を5億、やや予定利回りが落ちて1.3%でも上限まで集まっています。
ここまで人気している秘密はやはり「アイフル」という貸金業としての知名度の高さで、貸し倒れリスクが極めて低いという安心感があるのでしょう。その分、他の企業の貸付ファンドよりは低金利かもしれませんが、1%以上あるなら眠れる資金がある人にとっては、銀行などに預けているよりもかなりありがたい貸付先という印象です。
なお、サービス開始から少しづつ予定金利は下がってきています。やはりサービス開始時のほうが大盤振る舞いしていると思いますので、参加するなら早いほうが良いですね。
会員登録は無料です。まずは1円からでも始められますので、余剰資金に見合った投資ができるのも魅力です。なお、1人あたりの投資上限も1億弱や5000万弱といった設定で、結構大きな資金を低利回りでも安心して運用したい方にも人気です。
AGクラウドファンディングの特徴
AGクラウドファンディングの特徴を改めて軽く整理します。
- 運営元はアイフル株式会社の子会社AGクラウドファンディング株式会社、長い貸金業の実績は安心感
- 目標利回りは1%~2%程度。リスクは低いの商品を用意というイメージ
- 投資期間半年から1年。1円から投資できる気安さ
- 今後は貸付型ファンドのプラットフォームとして事業拡大していこうと狙っている?(ライフカード案件登場)
特徴はなんといっても「アイフル」ブランドでしょう。貸金業としての長い実績がありますから、回収リスクに関してもかなり低いと言えますし、貸付先も豊富と言えます。貸側にも借り側にも安心感が感じられます。
様々な大手企業に貸付できる貸付型ファンドサービスといえばFunds(ファンズ)というサービスが少し前からありました。実はそのFunds(ファンズ)でもアイフルは参加企業として人気の高い企業でした。
AGクラウドファンディングのサービスが始まってからFunds(ファンズ)では募集はストップしていますが、それまでの状況でもFunds内でかなり高い募集金額実績となっています。そこでは平均予定利回りが1.15%でしたので、AGクラウドファンディングという自社製のプラットフォームに切り替えることで、手数料を抑えることで私達により有利な利回りという投資環境を提供してくれています。
もともとアイフルは貸金業者としての実績の高さがありますので、貸付型ファンドならば自社プラットフォームで勝負になるとサービスを開始したところでしょう。その思惑通り、サービス開始から申込みが殺到して一気に上限到達が続いていました。
サービススタート当初はキャンペーンや非常に魅力的な金利でしたが、時間が経って少し金利を下げて募集などをしています。これはどの程度のサービスで、金額が集まるのか探っているのかもしれません。いずれにしても投資するのが早いほうが金利は良かったですし、現状でもFunds(ファンズ)上で募集していた時は良い金利となっています。
AGクラウドファンディングをおすすめしたい投資家は?
以上のサービス概要からAGクラウドファンディングをおすすめしたい人は
- とにかく貸し倒れリスクが低い投資先を求めている方
- 1円と小口からその時の状況に合わせて、銀行預金よりも良い利回りを得たい方
- 上限1億弱まで投資できるものがあるので、動いていない資産を少しでも安全投資先で動かしたい方
- 自社プラットフォームで運営していることで手数料コスト削減、少しでも有利なサービスを利用したい方
あたりでしょうか?運用期間が半年から1年となっていますので、その都度余剰資金を回しておくという使い方ができて便利です。ちなみにですが、この記事を書いている2022年2月時点で例えばゆうちょ銀行の通常預金の金利は「0.001%」。1年間定額貯金しても「0.002%」になります。銀行の定期預金に比べてほぼ500倍の差がある状況。ネット銀行などで頑張っても0.15~0.2%が精一杯でしょう。
しかも銀行の定期預金は10万以上、100万以上といった条件が付いていたりしますので、AGクラウドファンディングの投資サービスの条件がどれだけ良いかを感じ取れると思います。
まもなくファンド1号などの6ヶ月の運用期間も終りを迎えますので、今後は無事に運用実績を積み重ねていくことになりそうですが、こういう新規サービスはスタート時が一番状況が良いと思いますので、実績を積み重ねる前から参加しておきたいところですね。
不動産担保ローンファンドなど新しいファンドも登場!
AGクラウドファンディングは初期の頃はアイフルファンドがメインでしたが、実績を積んでアイフルファンド以外の案件も増えてきています。2022年4月時点では
- ライフカードローン(予定分配率1.38%)
- 不動産担保ローンファンド(予定分配率5.8%レベル)
とアイフルファンドよりも高利回りの予定分配率の案件が増えています。特に5%を超える不動産担保ローンファンドは注目で1回目の募集は満額で殺到しました。
他者よりもAGクラウドファンディングを通している案件は、アイフルファンドの実績があることで安心感があるのかも知れません。案件の情報を見ていると貸付の概要が載っています。5.8%の予定分配率の案件はAGクラウドファンディングが貸付先に8%の利息を付けて貸すようですね。このようにAGクラウドファンディングは出資者から集めたお金を借り手先に貸付するサービスです。
上の図の借り手が「アイフル」の場合、更に借り手がカードローンなどを利用する方に貸すというビジネスなので、少し構造が多重になりますが、Funds(ファンズ)を通すよりもAGクラウドファンディングを通したほうが手数料を抑えることが出来るメリットがあります。
やはり貸金業として長く運営してきた実績というのは信頼感が違います。
貸付型クラウドファンディングは多くの会社がサービスを始めていますが、サービス元が貸金業をやっていてこのビジネスの難しさ(回収リスクなど)を知っている方が安心感があると言えそうです。