自宅や土地などを所有している人なら毎年支払わなければならない税金「固定資産税」。納付書と同時に支払い忘れが無いように口座振替が推進されており、多くの方が口座振替にしているかも知れません。しかし、還元ポイントなどが付く支払い方法を利用すれば、少しお得になることがあります。

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固定資産税は税金としても金額が大きいので、還元額もそれなりの大きくなります。少しの手間で、ちょっとでも還元されるならやらない訳にはいかないでしょう。

固定資産税をお得に支払うには?

固定資産税のお得な支払い方法は、支払い時に還元率が高い方法を経由することです。最近であれば自治体が対応していればPay払い系(PayPay,Au Payなど)が手軽でお得な方法でしょう。次点としては、手間が少しかかりますが、コンビニで電子マネー払いにして電子マネーへのチャージ特典を使うのが良さそうです。

このページでは様々な支払い方法の概要の紹介。メリット・デメリットなどを書き出し、皆さんのよりお得な支払い方法を探し出す手立てになればと思います。

固定資産税とは?

固定資産税は毎年1月1日時点で保有する土地や家屋などの固定資産に対して課税される税金です。税額の計算方法は保有している市町村によって少し異なる部分があります。

例年、ゴールデンウィークあたりに自動車税と同じく納付書が届きますので「悪魔の封筒が来た!」なんて揶揄されますね。基本的に5月頃に固定資産の計算書が届いて、基本年4回の分割払いとなります。

固定資産税の支払い方法

固定資産税の支払い方法にはいくつかあって

  • 口座振替による自動引落
  • 金融機関やコンビニでの納付書を用いた現金払い
  • クレジットカード払い(対応自治体のみ)
  • Pay払い(対応自治体のみ)
  • コンビニでの電子マネー払い(制限多い)
  • PayB(ペイビー)、ペイジーといった銀行連携払い

などなどです。これらの様々な支払い方法にはメリット・デメリットがそれぞれあります。メリット・デメリットをそれぞれまとめておきたいと思います。その中で、やはりメリットで少しでも得する支払い方法を利用するというのが、今回オススメしたい支払い方法です。

口座振替のメリット・デメリット

メリット・・・納付忘れがない。毎度の手間がない

デメリット・・・お得な部分はない。

とにかく面倒くさがりで、納付忘れで延滞税がかかってしまうことを避けたい方は口座振替が便利といえます。一度、申し込みすれば勝手に納付できています。個人的には税金が自動で引き落とされるのは痛みを感じませんので、あまり好きでない方法です。

現金払いのメリット・デメリット

メリット・・・自分で好きなタイミングで支払える。支払った感がある。領収書が手に入る

デメリット・・・多額の現金の持ち運び

メリットは払った感があることでしょうか?自分、税金払っているからしっかり公共サービスを利用しないとなと言う意識が生まれます。その他に領収書が手に入るので、納税証明書として使えますね。一方で、デメリットである多額の現金を持ち歩くリスク、大きめの現金を用意するのにATMなどでの引き出し手数料などが掛かる可能性も考えると、お得感ではほぼ最悪な手段とも言えます。

クレジットカード払い

メリット・・・サイト上で支払えて便利、現金を用意しなくて良い。実際の支払いが2ヶ月程度後になる

デメリット・・・決済手数料がある。クレカでポイント還元が税金払いだと付きにくい。領収書がない

残念ながら税金系を直接クレジットカード払いするのはメリットが少なめです。一番のデメリットがクレジットカード払いの決済手数料がかかるという点ですね。概ね0.8%程度の決済手数料が掛かりますので、クレジットカード払いのポイント還元が1%としても0.2%程度しかお得になりません。

またクレジットカードによっては「税金払いはポイント還元対象外」となっていますので、クレジットカードのポイント還元ルールを今一度確認したほうが良いでしょう。あの、楽天カードも2021年6月に1%→0.2%に還元率を改悪しており、あまり得策とは言えない状況になっています。

Pay払い(キャッシュレス決済)

メリット・・・黎明期でポイント還元が高い。今後下がっていくのは考えられる。家で支払いできる手軽さ

デメリット・・・利用できる対応自治体は少ない、領収書がない

普及に戦国時代になっているPay払いがお住まいの自治体で対応していたら、一番お得な支払い方法になる可能性が高い方法です。この記事を書いている時点ではau Payの請求書払いが対応ならば支払い時に約0.5%還元。さらにau Payの残高へクレジットカードチャージ(au Payカード利用)なら、1%還元ですので、約1.5%還元になります。

税金の支払い方法を変えるだけで1.5%還元されるのはかなり大きいです。住んでいる自治体が対応されているなら是非ともPay払いを利用したいですね。

支払いも簡単で、スマホで納付書のバーコードを読み込んでポチポチするだけです。

電子マネー払い

メリット・・・電子マネーチャージ時のポイント還元。領収書が手に入る

デメリット・・・チャージ上限が5万までで高額支払いが難しい。対応が限られている

一先ず、対応が多くて少しでもお得にという基本方法がコンビニで電子マネー払いになります。しかし、電子マネーチャージへのポイント還元がかなり改悪されており、対応組み合わせがかなり狭くなっています。

  • セブンイレブンにて「nanaco x セブンカード・プラス」
  • ファミリーマートにて「Famipay x ファミマTカード」
  • ミニストップにて「Waon x イオン系カード」

上記3つを覚えておくといいでしょう。近くに上記3つのコンビニがあって、自分にとって手間なくうまくいく方法を作っておくと良いですね。私はセブンイレブン系統でとりあえず0.5%還元を公共料金や税金系支払いのために準備しています。

ペイビー・ペイジー

メリット・・・銀行から引き落としなので家からできる利便性、対応自治体が多い

デメリット・・・通常還元はない

PayBはバーコードを読み込んで連携している銀行からお金を引き落とすサービス。ペイジーは「収納機関番号」「納付番号」など複数の番号を入力してインターネットバンキングやATMから支払うことができる仕組みです。いずれも利便性の高さがメリットで対応している自治体も多いです。

一方で還元ポイントなどはありません。たまに利用するとキャンペーンで何かが当たるなんでサービスをしていますので、お得なキャンペーンがある時期なら支払いを検討しても良いでしょう。

固定資産税の支払いはポイント還元の高いキャッシュレス決済を活用

 

だらだたとそれぞれの支払い方法のメリット・デメリットを書きましたが、まとめとしては「その時の還元率の高い方法、キャンペーンなどでお得になる方法」を選んで使い分けるのがベストと考えます。

  1. 自治体が対応してくれていれば還元率の高いPay払い
  2. 次点として電子マネー払い、またはクレジットカード払いで還元が高い方

と言った方法が良いでしょう。クレジットカード払いには決済手数料がかかるのでくれぐれも注意してください。クレジットカードから別の支払い方法にチャージして、手数料がかからない支払い方法にして払うのがベターな方法かと思います。

今後も還元率の改悪であったり、キャンペーンによる訴求で一時的にお得になることもありますので、支払いタイミングでもう一度複数の支払い方法を確認して、その時点でのベストな方法(一番お得になる方法)を再確認して支払いたいですね。