郵政グループのIPOがいよいよ近づいてきています。
上場が近づくに連れて各メディアからいろいろな情報が入ってきますね。

今回は、結局郵政グループは買いなのか?ブル・ベアをまとめつつ考えてみたいと思います。

postalhyouka

初値予想やBBスタンスなどはいつものページで行いたいと思いますので、今回は事前情報とか思惑とかそういった点のまとめをしていきます。

先に、私の結論を書いておくと「数10年に1度のIPO祭りですので、参加します!」。マイナス情報も多いですが、それはどの銘柄だって同じです。これだけ大きなIPOに出会えるチャンスは滅多にないわけですし、そういった異次元のイベントに参加できるだけでも好材料でしょう。

それではブル・ベアをまとめていきます。


bull

ブル(株価押上要因)

・なんといっても国策IPO,失敗できない

郵政グループのIPOは郵政民営化の最終段階と言ってもいいでしょう。その為、上場前の段階から政府の思惑が見え隠れしています。政治的な部分も絡んできて、少しでも上場を有利にしようと、ゆうちょ銀行の限度額引き上げなどは代表的な例でしょう。

また政府の売り出し株は、東日本大震災の復興資金として当てる目算があります。ある程度政府の後押しは期待できるかもしれません。

また株の売り出しは一度ではなく3度に分けて1~2年空けて行われます。このことを考えても上場後に株価を落とすわけは行かなく、やはり最初に手を上げて参加することにメリットがありそうです。

・ゆうちょ銀行は国内で今でも残高No.1

郵便事業の採算は厳しいようですが、ゆうちょ銀行は国民皆さんが利用していてなんと民間の都市銀グループよりも現状大きいです。その日本で一番お金を持っている銀行が上場することになります。

今までは、なかなかこういったお金を利用することが出来ませんでしたが、この巨額試算が上場会社として動くとなれば、何か金融界を揺るがすような強さも感じます。

かんぽ生命は資産規模は立派「ソルベンシーマージン比率などは飛び抜けている」ですが、経営力には不安が残りますね。

業績の内容的にはゆうちょ銀行、かんぽ生命、日本郵政といった順に感じ取れます。

・各指数への組入、機関買い需要

大型上場で後押しするのは、指数組入れなどによる確実な需要です。投信などのリバランスではかなりの量を買う必要性が出てきます。基本機会的に買いますので、一定数の需要が見込まれます。

私達個人は、そういった義務はありませんので有利ですね。

・NISA活用も考えている?

これは噂的な部分で、想定価格や仮条件などが出てくればはっきりすると思いますが、最近始まったNISA口座に入れてほしい思惑があるようです。その為、3社セットで100万程度になるのではないか?と言われています。

もしNISAの普及と合わせて郵政グループのIPOを配られるとすれば、そうそう簡単に郵政株を手放さない人が増えるでしょう。IPOの初値に関しては公開時の需給面が大きく左右しますので、初期の段階で長期的に持つ人が増えそうなのは好感です。


bear

ベア(株価押し下げ要因)

・巨額IPOは基本的に需給面で考えて、初値高騰はしない

1点目のマイナス点は大きすぎるという点です。比較的手に入りやすい株にはプレミア価値が付きません。売り出すほうが出来るだけ高く売りたいでしょうけど、果たしてIPOプレミアムディスカウントがどの程度なされるのかが疑問です。

事前情報では、配当性向の高さを売りにする模様です。

・いきなり親子上場

postalfamily

今回上場するのは上記の赤枠で囲んだ3社です。基本的に親子上場はしない(利益相反になるため)という指針が市場にはあるのですが、それを平気でやってしまうことになります。

特に、日本郵便のマイナスをゆうちょ銀行・かんぽ生命の利益で補っている部分があるため、マイナス部分の改善がされないと、おもいっきり全体の足を引っ張る形になるとおもいます。

ただ、上場時にはこの部分はかなり気を使っているので、逆に同じような株価の動きをするのではないでしょうか?先々では強弱が出て、悪いとこ切り捨てなどの不安はあります(なお、かんぽ生命・ゆうちょ銀行はいずれ日本郵政グループを抜ける予定です)。

 

マイナス面は大きすぎて需要的な価値が無いこと、郵便局の採算性の悪さですね。


良い点悪い点は、どの上場企業にもあります。

ただ、今回に関しては通常の強弱の考え方で対応してはいけない雰囲気もあります。

やはり公開価格がどの程度になるのかが一つの決定打となりますが、私は初値は公募同値付近~微プラス(数%)程度でスタート、その後、指数組み入れによる需要などを含めて長期的に緩やかな上昇が想定されると見ています(賞味期限は全数売り出しぐらいまではありそうです)。

初値高騰期待は薄いですが、公募割れリスクはそれなりに低いです。配当利回りの高さなどが目論見書などで確認できれば、それなりに買う個人も長期保有の安心感は出るでしょう。

また、こういった巨額IPOの歴史を振り返っても、失敗例というのは実は殆ど無く、前例に従っても買いで良いのではないか?というのが私の結論です。