メガカリオンの概要

事業内容:iPS細胞を活用した血液製剤開発

メガカリオンの注目度・上場初値期待度・コメントなど

期待度 評価:3点 (B:やや期待)
注目度 評価:4点 (A:注目度高)
※評価はS~Dまで、管理人が様々な情報や経験から独断で評価しています。
・上場に対するコメント
産業革新機構が出資。第2のリプロセルとして注目。

京大、東大のグループで出資、設立された創薬ベンチャー。山中伸弥教授も科学諮問委員として参加。
・上場に対する追加メモ・関連企業情報など
 iPS細胞を用いた血小板製剤開発を手掛ける創薬ベンチャー、メガカリオン(京都市左京区、三輪玄二郎社長)は官民ファンドの産業革新機構やベンチャーキャピタルなど9社から約25億円を調達した。少子化に伴い、献血などで採取する血液の不足が懸念されている。メガカリオンは米国での研究開発体制を強化するなどして商業生産に必要な技術開発を急ぐ。

 革新機構と三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルなどに対し、第三者割当増資を実施した。総額は25億4千万円で、ベンチャーキャピタルはほかに、日本アジア投資、DBJキャピタル、ニッセイ・キャピタル、ケイエスピー、みやこキャピタルが引き受けた。株式の過半は今後も革新機構が保有する。

 革新機構などが同社に出資するのは2013年8月に続いて2度目。献血から製造し、手術などに用いられる血小板製剤は現在、4日しか保存できない。少子高齢化により、27年には献血者89万人分の血液が足りなくなると予測されている。メガカリオンはiPS細胞を用いて血小板を製造することで血小板製剤の安定供給を目指す。

 臨床試験(治験)で用いる製剤候補の作成法が固まり、京都大学iPS細胞研究所からのiPS細胞調達のめどが付いたことから、追加で出資することを決めた。メガカリオンは2017年に、日米での臨床試験(治験)入りを目指している。

2020年2月第三者割当増資により28億円資金調達

企業データ

会社名 メガカリオン
所在地 京都市下京区中堂寺粟田町93京都リサーチパーク6号館
設立 2011年09月09日
※ 情報は更新・訂正されている可能性がありますので、詳細は企業ホームページなどで確認してください。