九州旅客鉄道(JR九州)は新規承認されました!

九州旅客鉄道(JR九州)の概要

事業内容:旅客鉄道事業、貨物鉄道事業、不動産業、旅行業など

九州旅客鉄道(JR九州)の注目度・上場初値期待度・コメントなど

期待度 評価:2点 (C:微妙)
注目度 評価:4点 (A:注目度高)
※評価はS~Dまで、管理人が様々な情報や経験から独断で評価しています。
・上場に対するコメント
国の売出IPOになる予定。2016年を目途に上場させる方針を国が発表。鉄道事業は赤字だが、不動産好調。話題性は高いが成長性は?近頃では観光列車が人気。
・上場に対する追加メモ・関連企業情報など
関連銘柄はもちろんJR系。JR九州が上場すれば、93年のJR東日本 <9020> 、96年のJR西日本 <9021> 、97年のJR東海 <9022> に続くJR4社目。

九州地域の経済活性化、ふくおかFG <8354> 、十八銀 <8396> など九州地区の銀行株は見直されそうだ。九州電 <9508> にも見直し買いが期待されるほか、西鉄 <9031> 。

九州観光関連には追い風が期待され、テーマパーク「ハウステンボス」や九州産業交通ホールディングスを抱えるHIS <9603> 。また、KNTCT <9726> 、ニッコウトラ <9373> [東証2]など九州ツアー絡みの旅行関連銘柄も物色機運が高まりそうだ。インバウンド需要にも絡み、ディスカウントストアのMrMax <8203> 、九州の老舗百貨店の井筒屋 <8260> 、ベスト電 <8175> 、ドラッグストアのコスモス薬品 <3349> 、福岡を拠点に高級和食店を展開する梅の花 <7604> [東証2]などに追い風となる。

 このほか北九州が本店の若築建 <1888> 、九州地区の電気通信工事で最大手の西部電工 <1937> やビル改装に絡む九電工 <1959> なども注目されそうだ。

全体的に九州本店系がどう影響するか?

 九州旅客鉄道(JR九州)が30日に東京証券取引所に株式上場を本申請したことが分かった。審査が順調に進めば、10月に東証1部に上場する。時価総額は5000億円規模の見通しで、7月に上場する対話アプリのLINEと並ぶ年内の大型新規株式公開(IPO)になる。JR各社の中で赤字路線が多い北海道、四国、九州の「三島会社」の上場は初めて。

 JR九州は2016年度中の上場を目指し、本申請後の審査を簡素化できる予備申請を今春に済ませていた。

 同社の株式は国土交通省が所管する独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が100%保有する。JR九州は英国の欧州連合(EU)離脱を巡って混乱した株式相場が今秋には落ち着きを取り戻すとみて、国交省側も売り出しに応じるもようだ。

 JR九州は旧国鉄の分割民営化で発足して以来、本業の鉄道事業で赤字が続いていた。ホテルやマンション、外食など事業の多角化で収益力を高める一方、豪華寝台列車「ななつ星in九州」の運行などで鉄道需要の喚起に力を入れてきた。

 旧国鉄の分割民営化に伴い国から受けた3877億円の経営安定基金を16年3月期末に取り崩すことが認められた。JR九州は九州新幹線の施設を持つ国側への施設使用料の前払いなどに充てたほか、鉄道関連資産を減損処理することで減価償却費を圧縮。コスト構造を大幅に変え、17年3月期に鉄道事業で初の黒字を確保するメドを付けた。自己資本利益率(ROE)は10%程度を確保し、JR本州3社に近づく。

 株式の売り出しを担当する主幹事証券会社には野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券、JPモルガン証券など国内外5社が選ばれている。

 九州旅客鉄道(JR九州)が東京証券取引所の上場日を10月25日とする方向で検討していることが10日、わかった。8月下旬に日本取引所グループが認めればスケジュールが決まる。JR九州が求めている通り、上場承認日は9月中旬、上場日は10月下旬になる見通し。

 東証1部への上場を目指すJR九州は6月30日に東証に本申請しており、審査が進んでいる。時価総額は4000億~5000億円規模になる見通し。

企業データ

会社名 九州旅客鉄道(JR九州)
所在地 福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号
設立 1987年04月01日
※ 情報は更新・訂正されている可能性がありますので、詳細は企業ホームページなどで確認してください。