ｖｉｓｕｍｏ(303A)のIPO新規上場情報

画層や映像を収集し使いやすい形にしておくことで事業者が簡単にコンテンツマーケティングが出来るようにするサービス。海外から多様なサービスがあったようだが、日本導入で独自で作って低価格で提供。必要性が高い業種で導入進む。

業種・業績ともに良く、初値視点でとりあえず上昇しそうな銘柄。

幹事証券が大和証券とSBI証券の2社構成。吸収金額も小粒で、需給面でも上がりやすい。

12月下旬のラッシュ終盤、通常時よりは勢いがないのは覚悟だが、それでもプラス見込みが強い。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ネットテクノロジー系。画像や映像のタグ付けシステムで、
見た目が大事な業種で活用が可能。３割近くがアパレル業界。
海外含めて競合多いが、和製でコスト削減化・日本に合う使いやすさが魅力。

上場日は上場ラッシュ終盤の３社同時上場で、
買い疲れ・買い分散は免れない。小型IPOだが若干影響を受けそうか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2025年3月度、単体予想EPSは26.75。
想定価格750円から計算される予想PERは約26.75倍。

業績好調も成長を織り込んだ価格設定で割安感はない。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.76億（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事は大和証券。

幹事団は大和とSBIの２社体制。

売出株式比率79.5%と売出多め。オファリングレシオも高めの水準。
親会社ソフトクリエイトHDの子会社ecbeingは全数放出となる。ソフトクリエイトHDの放出は少なく、
親子上場は懸念材料として意識されそう。

ロックアップは継続保有・１８０日で価格解除なく固い。

ストック・オプションの未行使残も枚数は少ない。行使価格236円。

需給面は小粒IPOということで問題なし。

 ４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ユーザーが生成するコンテンツこと（UGC）を収集、ワンタグでコントロールするビジュアルマーケティングプラットフォーム。
ECにおいて重要な要素なため世界各社で似たようなサービスがある。ここは和製で伸びを見せる。

技術系だが、新規性はそこまで高くなく、ブルーオーシャンという状態でもない。
今は成長しているが上場時想定価格にある程度織り込まれていて、上場後の期待感がどこまであるか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値は同時上場でも需給主動でプラス見込み。
総合評価はB級評価とする。

一方で成長を織り込んだ価格設定で割安感はなく、親子上場など懸念点もある。

上場ラッシュ終盤ということもあり買い疲れも考慮すると、予想ほど高い初値でスタートしない可能性も。

セカンダリー視点では小粒で、上場後の売り圧少なめという点で狙われれば、
短期的な動意付き上昇は見せるかも知れない。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です