エコナビスタ(5585)のIPO新規上場情報

多数のセンサーで健康観察することで高齢社会の社会課題を解決するソリューション企業。

ビッグデータ・ヘルステック・AI活用・SaaS型ビジネスなど複数の期待できそうなキーワードが絡む。

さらにこういった企業のIPOは急成長だけど赤字というところが多い中、ここは現状でも業績が良い。高い成長も見られており、公開価格に買い得感、割安感も付いている。

第一印象では似たような馬名の馬が活躍したように、かなりの結果を期待したくなる銘柄。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

睡眠情報センサーを含め多数のセンサーで生活や健康に関するビッグデータを保有、
AI解析で最適な見守りシステムを構築。見守りSaaS型事業として成長。

AI系、健康系（高齢社会テーマ性）ということで注目度は抜群。

上場日は同時上場も、ここが7月では一番注目度高そうで影響は薄いと見る。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2023年10月度、単体予想EPSは51.54。
想定価格1,110円から計算される予想PERは約21.54倍。

成長率の高さを加味すると割安に感じる。
AI系で高齢社会の需要の高さを考えたらもっと評価されそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約26.8億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はみずほ証券。

公募売出は約半々。オファリングレシオはやや高い水準。
放出が多いのはありがたいタイプのIPOとみる。

ベンチャーキャピタルからの出資は下位に50,000株と少量。
大株主には大手企業が並んでおり安心感もある。

ストック・オプションの未行使残の方が、上場時参入1,141,800株と多い。
上場後の売り圧としてはストック・オプション分を意識したい。

中規模になるが、7月IPOでは圧倒的人気で公開価格に割安感もあるため、
買い圧倒の需給模様になりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

高齢者の健康状態を管理するシステムは高齢社会で人手不足の分野で、
そこにAIなどの技術の力で改善は非常に魅力がある。すでに採用が進んでおり業績推移も好調。

上場後は施設への導入だけでなく、在宅型への設置が進みそうでまだまだ伸びを見込めそう。
かなり期待されて然るべき企業でないかと見る。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

業種良し、業績良しの高評価IPO。総合評価はA評価とする。
初値を押し下げる要素としてはストック・オプションの売り圧程度か？

中規模なため公募売出株もそこそこあるので、公募株ゲットに期待。

これから超高齢化社会へ進む日本では、多くの導入が必要になるシステムと見られ、
今後も成長著しいのではないか？と予想され上場後から人気が出そう。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です