ビズメイツ(9345)のIPO新規上場情報

オンライン英会話事業。ビジネス英語に特化しており、どちらかというと英語だけでなくビジネス人材育成的な部分がある。

業績はグロース上場らしい伸び。値ガサ案件で一枚あたりの値幅が大きくなりそう。

同時上場の銘柄次第で初値の上下は大きくブレる要因になる。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

3月30日に上場は2社同時上場。
ビジネス英語特化型、英会話だけでなくビジネスで活きる作法などまで学べるのが特徴。

急成長しており、上場ラッシュの中でも注目を集めそう。
値がさなので初値上昇したらインパクトある結果になるがどうか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2023年12月度、連結予想EPSは153.41。
想定価格3,100円から計算される予想PERは約20.21倍。

急成長が今後も続くとすれば割安感を感じる設定。
似たようなオンライン英会話の上場企業と比べても割安設定。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約14.9億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はみずほ証券。

公募売出比はほぼ半々。オファリング・レシオは高めの標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
またロックアップも価格解除などの条件がなく180日でガッチリ。

ストック・オプションの未行使残も少量で気にするレベルではない。
行使価格は急成長を象徴するような低価格での設定。この程度は目をつむりたい。

需給面は中規模だが、買い需要がそれなりに高そうな銘柄なので問題なしと見る。
値ガサなので初値が高騰してしまうと買いづらい価格帯になってくる点で買いの勢いがどうなるか？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ここの会社は会社立ち上げレベルの時に、社長や取締役の方と出会ったことがあるので感慨深い。
当時はオンライン英会話スクールが玉石混交の時代に「ビジネスで活躍する英会話」に特化して、
高度なオンライン英会話学習を運用していた。

認められて上場するまで成長。経営側の熱意は相当なものでグローバルな人材育成サービスも
かなり気合が入っているのはホームページなどを見ても伺える。

私が創業当時を知っているので、上場企業として出てきたことに相当心を揺さぶられている・・・。
是非、上場後もオンライン英会話事業にとどまらず成長し続けて欲しいと応援したい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

どうしても創業当時から知っていて少し付き合いもあっただけに色眼鏡で見てしまう銘柄。
その中で、客観的な見方の評価をなるべくしたいと思うが、多くの方からも注目度は高い。
急成長が魅力で価格設定も比較的割安なので、後は値がさが上場ラッシュの影響をどう受けるかだろう。

初値が少し上昇しただけで数字的にインパクトのある初値になるので、
初値形成後の買いにくさにはつながってくるだろう。

総合評価はA評価にするが、上場時期などを考えるとややBよりのA評価のイメージ。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です