カバー(5253)のIPO新規上場情報

期待の高いVTuber関連の本丸。注目度が非常に高く需要はかなりありそう。しかしIPO的にはVCなどのイグジット案件。
イグジットを熟してどの程度騰がるかが焦点。

吸収規模100億以上で枚数多い。広く浅く配られて多くの方がお小遣いになる案件として期待。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

VTuber関連で注目度高い。参考銘柄は昨年上場の「にじさんじ」のANYCOLOR。
ANYCOLORは3倍以上の初値が付いたが、知名度高い「ホロライブ」は続けるか？

3月27日は単独上場なので、上場ラッシュの中でも自ずと注目度は高まりそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2023年3月度、単体予想EPSは23.93。
想定価格710円から計算される予想PERは約29.67倍。

残念ながら割安感は感じられないが注目度でどこまで？
成長期待はかなり高いと見られ、個人的には上場時に参加するメリットは高いと見る。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約101億円（想定価格ベースOA分含む）の大型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の共同主幹事。

売出株式比率87.9%とほぼ売出しIPO。オファリング・レシオは標準範囲。

既存株主にはVCが並ぶ。いずれもロックアップが1.5倍で解除が気になるところ。

ストック・オプションの未行使残も約600万株が54円で大量発行。
行使期間は2024年3月からと1年先だが、インパクトのある内容で株価抑制要因。

需給面はよくないものの、それを上回る需要を期待したいところ。
単体では吸収金額はそれほど気にならないが、上場ラッシュ中に住信SBIネット銀行など大型が入ったことの影響が気になる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

VTtuber関連ということで話題性に伴い人気化は間違いなし。
また、まだまだこれから伸びそうな分野ということで業種としては鮮度が高い印象。

新規承認時にインパクトがあった雰囲気そのままに上場日を迎えれば華々しいスタートを切れそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

いつもの当方視点でのBBスタンス評価を項目別に分けて改めて見たが、
注目度勝負のIPOで、その注目度はVTuber関連ならやはり高い。
そこを素直に評価してB級評価で「欲しい」スタンスとする。

なお、予想会社のスタンスは結構評価が割れており「強気」と「弱気」が混在。

確かにANYCOLORと比較してしまうと評価が高すぎる点は気になる。
しかしそんなことは上場時、そして初値にはそれほど影響しないのでないかというのが
初値視点だけで予想した場合には感じるので、素直に積極的BB参加を検討したい。

単価が安く枚数が多いことから多くの方にお小遣い案件となって欲しい。
ロックアップ解除の1.5倍で1,125円。1枚あたり3万円以上出れば良い小遣いだ。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です