モイ(5031)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事。ツイキャス（ライブ配信サービス）事業。
話題性高く、急成長している雰囲気。またユーザーが若い世代・女性が多いというのもヒットの秘訣か？

単価安く、枚数多めということで広く浅く小遣いになる良IPOとなれるか？

話題性が大事になりそうで、地合いの味方も必要か？上場タイミングとしてはゴールデンウィーク前ということで良さそう。

VC多くロックアップ解除の1.5倍価格は意識されそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」の運営。
SNS系の急成長事業はIPOでも注目されそう。

SBI証券主幹事ということもあり、個人投資家にも大人気となりそうで、
4月下旬のIPOのなかでは最注目となる可能性もある。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2023年1月度、単体予想EPSは19.02円。
想定価格470円から計算される予想PERは約24.71倍。

売上の急成長が、今後利益に付いてくると考えれば想定価格は妥当。
単価も安くかなり買いやすい条件になっていると感じる。
大化け期待を考えている人も多そう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約12.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はSBI証券。

公募売出比はほぼ半々。オファリングレシオは標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資はかなり多く、上位株主を占める。
売り出していないVCは1.5倍価格でロックアップ解除。
主幹事SBI証券でこの状況だと、いつもの感じだと1.5倍に大きな売り板が見られVC売りは分かりやすい。
VCの売り板を熟す、買い圧力があるかも上場日の見どころの一つか？

ストック・オプションの未行使残は656,000株が行使期間内。
価格は68～445円。VCの方がインパクトがあるか？
ストック・オプションの行使価格が445円や650円など想定価格と比べてべらぼうに安くない点は公募株の価値を逆に上げそう。

需給面での見どころはやはり1.5倍以上でロックアップ解除となってからの、
VC売り圧とセカンダリー勢の駆け引きか？4月下旬最注目となれば、ここに買い資金集中でマネーゲーム化も。

株主入れ替わりからのチキンゲームがみたいところ。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

「ツイキャス」という単語だけでも注目度を集めそうなところ。
業績をみても売上急成長。また目論見書から若い女性にヒットしているところは好感が持てる。

新しい形のコミュニケーションツールとして、まだまだ伸びる（流行る）可能性を秘めている。
IPOで投資するなら、こういった事業にという目新しさには魅力を感じるところか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

パッとしないIPO地合いが続く中、選別して狙いを定めているIPO投資家層からは
GW前のひと勝負銘柄として一目を置かれる存在になりそう。
SBI証券主幹事案件で、VC売り可能となる1.5倍価格は705円。
初値がそこで止まってしまうようには思えず、初値から早々にロックアップ解除でマネーゲーム化するか？

買いが買いを誘う展開を予想して、大台の1,000円近くまで普通にあると予想する。

BBスタンスの評価はAよりのB級評価。
IPO地合いが普通であれば、A級評価にしていたと感じるだけに頑張って欲しいところ。

SBI証券のセット配分態勢、IPOチャレンジポイントのセット配分状況も気になるが、
このところのデータの法則性がうまく取れてないのでセット配分予測には不安あり。
普通なら300～500株セットになる枚数の多さ。人気があるとセット配分やめてポイント保有を削ってくる可能性あり。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です