ＣＳ－Ｃ(9258)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事。マザーズ中規模案件。低位株。

ローカルビジネス（個人経営の美容院や飲食店など）に特化したDX支援。規模的にDXの導入が難しそうな小規模経営向けなのでブルーオーシャンかもしれない。

上位株主に税理士法人があるなど個人経営サポート繋がりで導入広告しているか？

業績の伸びはやや停滞気味（コロナ禍影響？）。しかし、その分DX支援の同業種よりディスカウント感あり。

12月24日の同時上場MAX日で落ち着いた初値スタート見込みか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

小店や中小企業（飲食・美容など）、ローカルビジネスに特化したDX支援事業。
ターゲティングとしてはうまく他社と競合しないようにしているところは好感。

SBI証券主幹事案件で、単価も低めと上場ラッシュでも注目（物色）されそうな要素が多い。
12月24日のクリスマスイブ上場の中でも王道のプレゼント銘柄と言えそう。

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２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年9月度、単体予想EPSは27.97円。
想定価格900円から計算される予想PERは約32.18倍。

仮条件はやはり上げてきて上限は1,010円と1,000円を少し超える程度。
コロナ禍で少し成長に苦しんだがアフコロにも期待してみると、
普通にややディスカウント感のある価格設定に感じる。

もちろん1,000円近くでも買いやすさの点でも、上場時に集まりやすそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約19.4億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はSBI証券。

公募２：売出１の割合で公募が多い。オファリングレシオは高目もぎりぎり標準範囲レベル。
ベンチャーキャピタルの保有は見当たらない。ロックアップの掛かりもきついタイプ。

ストックオプションの未行使残は562,500株、すべて行使期間内。
べらぼうな価格ではないため売り圧は多少感じるも気にしすぎる内容ではない。

需給面では買いが集まりやすいタイプのIPOとみて、上場ラッシュの強弱で強と出ると見て良好。
後は上場ラッシュの資金分散で上昇の落とし所がどこになるか？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

人気自体は高いDX支援事業（SaaS関連）。特徴はローカルビジネスに特化している部分。
一つ一つの契約の単価は低いかもしれないが、まだブルーオーションな部分でもありそうで魅力。

どうもいまいちパットしない銘柄が多い12月のIPOラッシュで、
ようやく王道のIPOらしい銘柄を評価している気分で、しっかり人気化してクリスマスプレゼントになって欲しい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

例年クリスマスやクリスマスイブ上場銘柄にはサンタのプレゼント案件といった評価もしているが、
今年は上場ラッシュで銘柄数が過大すぎて、要らないものが多く混じっている。
そんな中でも、キラリと光るIPOスペックのプレゼント案件として認定したい。

総合評価はB級評価として、初値プラス見込みは高いが、
後はどこまで初値上昇するかが焦点。買いは入りやすそうだが初値購入勢の意欲はどこまで？

1.5倍～2倍ぐらいまで上昇して欲しいところ。SBI証券は頑張っている銘柄多いですね。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です