ＷＡＣＵＬ(4173)のIPO新規上場情報

期待度の高そうなAIxDX関連。マザーズ・小型・技術革新系で初値高騰三拍子。

連続増収で好調。利益も黒字化から伸びが見込める時点で、上場時期尚早ということもない。逆に今の時点で参加できるのがお買い得あり。


筆頭株主がVCという点は上場後の売り圧力という部分で気がかり。それでも公募株は全力参加の気配。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

注目度の高いDX関連銘柄。マザーズ小型ネット系でIPOとしても初値高騰系と見られそう。
2月IPOの中でも特に注目度の高い銘柄の一つと見る。

上場日も重なりがあまりなく好条件。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2021年2月度、単体予想EPSは5.7円。
想定価格900円から計算される予想PERは約157.89倍。

赤字続きだったが、売上急伸。黒字反転から利益も一気に伸びそうで割安指標はあてにならない。
想定価格には、まだ成長が織り込まれてない割安感も多少感じる。
IPO時の価格は安いと見られるのではないか？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.22億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ市場。主幹事はみずほ証券。

公募売出比は1:6程度で売出が多い。オファリングレシオは低めの水準。
売出した後もVCが多数保有する状況。後の売り圧力が強そうだが、一方で上場後も保持したい様子が伺える。

筆頭株主がジャフコVCでロックアップ解除1.5倍で早期追加売りには警戒。
むしろ、そのVC売りを熟してさらに株価を押し上げるかが上場後の焦点になりそう。

ストック・オプションの未行使残は行使価格183円で60万株が上場後行使可能。
こちらも多少の売り圧力としてイメージできる。

買い需要が高い銘柄だが売り圧力も強い。強い売りを熟してさらに加速できるか？が鍵になりそう。
初値もセカンダリーも需給的には激しい展開になってもおかしくない。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

現在のトレンドとも言えるDX関連。しかもサービス内容に「AI」キーワードも並ぶ。
売上が伸びているようにサービス採用は伸び基調に見えて今後の期待度は高そう。

新味性もあるためIPOとしては魅力が高いと感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

マザーズ小型ネット系の初値高騰三拍子銘柄をベースに、トレンドの「DX」「AI」関連。
この銘柄が人気にならない筈がなく、好調な結果になりそう。

マイナス点は筆頭株主に見えて目立っているジャフコVCだろうが、
逆に筆頭株主で目立っているので、上場前から承知の事実として迎えられそう。

2021年1つ目の初日値付かずレベルの高騰が期待される。
総合評価はA評価で期待したい。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です